CD再生用DAコンバーター
CDトランスポートキットの製作
2003/12/05
NakamichiのCDプレーヤの調子が悪くて,たまらずこんな物を作ってしまいました。
製作半ばですが,音質調整まで済んで一段落しましたので,紹介いたします。
主要なICはCS−8412,SM−5843,BB−PCM1702ですが,これをあわせて
も2万円弱です。比較的安価なので製作してみる価値はありそうです。
とは言いながら,いずれのICも新しいバージョンが出ており,今となっては時代遅れと言わ
れそうです。
新しい物が音が良くなっているとは言い切れませんが,いずれは製作したいものです。(^_^;)
CDトランスポートと電源がプアーなので,まだまだこれからですが,駄耳のせいか,
一応Nakamichiよりいい音がしているような気がします(~_~;)
03/12/05
やっとケースに収めました。OPアンプを差し替えてバーブラウンOPA627にしました。また,
電池では使い勝手が悪いのでAC電源としました。
いろいろトランスも比べましたが,ジャンクで売り出していたRコアのトランスを使い,デジタル
回路とアナログ回路のトランスを分離してみました。
何とか電池式に迫る高音質に仕上げることができたようです。パーツをいろいろ替えると音質が
ごろごろ変わり良くなったり悪くなったりで,今さらながら雑誌に投稿されている方々の苦労が分かり
ます。
それに比べると製作記事をそのまま作るのがいかに易しいことか,記事をそのまま作っても
発振する(腕が悪いだけですが)ことがありますが,それをクリアーした上で音質を調整するのは,
本当に難しい作業だと感じます。
04/04/06
当初の予定どおりI/V変換をデスクリートで組んでみました。もちろん金田式の回路を使って
組むことにしたかったのですが,金田氏はデジタルオーディオなど興味がないらしく参考になる記事は
ありません。
したがって,自分で考えるしかなく一般的にI/V変換回路はOPアンプで構成されていますが,OP
アンプも金田式も差動増幅であり基本的には同じなので,応用できるだろうと安易に考え,#168のフラット
アンプをトランスインピーダンスアンプとしI/V変換回路としました。
#168フラットアンプ改によるI/V変換はOPアンプよりも情報量が格段に向上しました。しかし,
解像度の向上と引き換えにエネルギー感が中低域で薄くなったように感じたため,OPアンプも悪くない
との印象派はぬぐいきれませんでした。と言うことでレギュレータを付けることにしました。
レギュレータを付けたからよくなるとは限りませんが,不満をもったままでは奥歯に物がはさがったようで
気持ちが良くありません。やって見なければ分からないとは氏も記事に良く書いています。
最初にI/V変換回路に金田式の+−17.5Vレギュレータを追加しました。
これにより思いのほか中低域のエネルギー感の不足は解消されバランスのとれた音になりました。
気を良くして,DAC−IC用とデジタル回路にも金田式の+−5Vレギュレータを追加しました。
各パートごとに電源トランスとレギュレータを配する豪華な構成となりました。太鼓を叩いたときの
空気の揺れが伝わってくるようで空間の表現力がすばらしく。弦楽器も以前に比べ艶やかさが増しました。
瞬発力もありエネルギッシュで繊細な感じ?です。表現が矛盾していますね(^_^;)
2004/01/19
プラクトサウンドシステムさんから購入しCDトランスポートキットを作りました。
今まで使っていたNakamichiのプレーヤーに比べると厚みのある音でパーカッションの反応にスピ-ド
感があります。チョッパーべースは弦が千切れんばかりです。
電源周りの改造を施すとワンランク上の音が楽しめます。腕に自身のある方にはうって
つけかと思いますが,あくまで自己責任で。(^_^;)