白山神社
地図
御祭神
伊邪那美命(いざなみのみこと)
菊理姫命(くくひめのみこと)
御由緒
平安時代初期、仁和年中(西暦八百八十五年から八百八十九年)に、石川県の自山比盗_社
(富士山、立山と並び日本三霊山とされる白山をご神体とする)から、当地の北にある坊主
山の頂上に「白山権現」として勧請したのを創始とします。その後、現在地に遷座されま
した。明治政府が定めた神仏判然令により、明治2年に「白山神社」に改称されています
崇神天皇の御代に、四道将軍として五十狭斧彦命(後に吉備津彦命)が、備中岩屋に住
む鬼とされる温羅(吉備の冠者)を退治し、その首をこの地、首村の首塚に晒しました。と
ころが不思議なことに首は何年たってもうなり声を発し続けました。ある日、啓示を受けた命
が、吉備津神社の御釜殿の下の地中深くに移すとうなり声がおさまった。という温羅伝説が
古文書「備中吉備津宮御縁起」にありますこの神社の境内にある末社、米神は、伝説の温羅
を御祭神、鬼神首塚としてお祀りしています。このことからこの地を首部と称しています。
米神には、「命から鬼と恐れられた温羅は、実は心優しい青年で、朝鮮半島からたたら製鉄
技術を持ち込み、農民に農耕の道具、鍬や鋤などを広め、農業の発展に力の限りを尽くしたの
です。やがて、吉備の国は豊かな米どころとなり、温羅は農民から大変感謝され、功績をたた
えられ、米の神として祀られました。」とのいわれかあります。
坊主山から表鬼門の方角にある津高地区には、末社として天神社か置かれ、裏鬼門の方角の
東楢津地区にも、末社として天神社(現天満宮)が置かれており、いずれも御祭神は菅原道真
です。本社と末社が直線上にあることは大変強い力になるといわれています。
御祭神は、縁結び、合格祈願、商売繁盛、家内安全、歯痛平癒、五穀豊穣、商談成立、航海
安全など、数々の御神徳がある神々です。白山神社は津高、首部、東楢津地区の総氏神様とし
て、人々から厚く崇敬されております。
鎮座地岡山市北区首部二三六