新たな電話システムかも
SIPサーバを中心に、システム全体をワイヤレス化
VoIP IP-Phoneシステム
VoIP技術も随分と普及してきました
一般に事業所の情報システムといえば、電話とインターネット接続環境がベースです
昨今のこと、ひかり電話が引かれて入るケースがほとんどでしょう
安価なSIPサーバを内蔵したブロードバンドルータを頭にして構成したシステムを導入しましたので具体的にご紹介させていただきます
日頃、取り引きのあるICOM製品で統一しました
旧技適のPHSシステムは、電波法の規定により令和4年12月より使用が出来なくなります
従来のワイヤレス電話子機・・・ビジネスホンの場合、PHSを利用したものが多く、現用の多くのものが、この電波法改正の対象になるものと思います(当社使用のものもそうでした)
そんなタイミングを直近に控え、システム更新を安価に、かつ使いやすいものに・・・という観点から、最新の技術を取り入れることにチャレンジしました
自分の手で出来るシステム構築を、です
回線数、子機数が多い大きな事業所には向きませんが、回線数2〜4本、子機数20台くらいまで(仕様上は100台まで)のシステムであれば十分対応できそうに思います


メーカーがイメージする使用スタイルです
ご覧のように、SIPサーバを中心にシンプルに電話、LANシステムが構築できます
VPNを張れば、遠く離れた複数個所を結んで社内と同じ運用ができます




こちらが当社での構築例です
別の建物間は、有線LANで結んでいますが、離れた先を無線LAN/ブリッジで結ぶ手も当然あります
ご覧のように、冗談のように多種多様なものがつながっております
農業実験ハウスの様子・・・データ・映像は、スマホでもってどこからでもチェックできます(携帯網/Wi-Fi)

無線LANは、とりあえず2.4G一本で構成しています
IP200Hの通話品質の低下(スループットの低下)が見られたら、メーカー・イメージ提案のように、ノートPC系を5Gに移行しようと思っています
建物としては、離れた2棟があり、また実験用農業ハウスにも、サイドカーテン開閉自動制御や、IPカメラの設置も行っていますので、アクセスポイントは2台追加して使用します
この仕組みの中に、Webサーバの設置も可能ですが、当社ではWeb系は、まったく別構成としています
基幹システムとWeb系システムを分けることが、素人?ネットワーク構築では一番無難との判断です・・・コストはかかりますが、安全面を最優先です
 当社の構成例

SIPサーバ   SR-7100VN     1台  ルーター・無線LANアクセスポイント
   
新製品
     
    SR-8000V       SR-7100VN + IP1000C です
IP固定電話機   KX-HDV130     2台  Panasonic
モバイルIPフォン   IP200H  4台 SIM内蔵可能
無線IPインターコム   IP200PG    1台   SIM内蔵可能
事務所入り口に設置しました
無線LANトランシーバ
   コントローラ
  IP1000C    1台   無線LANトランシーバ
100台まで対応
Wi-Fiトランシーバ   IP100H    2台  
無線LAN
   アクセスポイント
  AP95M    1台   別棟/屋内用
    AP-510W    1台   農業用実験ハウスに向けた屋外用
IPカメラ   VE−CAM10    4台   農業用園地、ハウス内撮影用
NVR        1台   上記カメラ用
PC、サーバ
ストレージ、プリンタ
          社内システム
FAXサーバ      1台   受信専用  FAX用に都合2回線
FAX    複合機    1台   送信専用 

  ※同じネットワーク上で、監視カメラ映像系がもう1系統と、農業用ビニルハウス関係システム
   (サイドカーテン開閉自動制御)が稼働しています
別の場所にある事務所とVPNで結んで
先のご紹介の農業用ハウスを含めたシステムにVPNルートを増設したというのが正しいのですが、絵が複雑になるので大まかに描いたものを別に用意しました
離れた別の場所から、事務所のPCにリモートデスクトップ接続、サーバアクセス、事務所のルートを使ったインターネット接続を行うことが出来ます
SR-7100VN 〜 AP-9500間は、IPsecトンネルで結んだ形になっています
目指した形が、ここにきてやっと実現できました

量産のために一部屋を用意しました 無線IPインターコムは、結局事務所入り口に
ここにもカメラ映像とIP電話子機を配置
ノートPCを持ち込めば、事務所と同じことが出来ます
デモに使っていたものを実用に仕向けました
ドアは開いているが人が見当たらない状態から前進
入口にこのインターコムを設置しているのを見て、セキュリティの強化ですか?って尋ねられた方がありました 

事務所、別棟1、別棟2、自宅事務所をほぼ同じネットワーク環境で結ぶことが出来ました
この仕組みの中に、農業実験ハウスが組み込まれています 

 2023.03


IP200H と IP200PG

SR-7100VN
新製品:SR-8000V
SR-7100VN + IP1000C です
コスパの向上 & 設定の容易化
無線LANトランシーバコントローラ IP1000Cを追加したことで、少人数で離れた場所をウロウロしていることの多い当社では、非常に使い勝手が良くなりました
内線番号を気にせず呼び出せる、全員に同時に呼びかける、伝えることが容易に行えるようになりました
IP200H左サイドにPTTスイッチ(送信切り替えスイッチ)が付いており、このスイッチを押して話すだけです
スピーカーを実用的な音量で鳴らせる・・・IP200Hは、昨今の電話機に比べ多少大きく重いですが、このメリットのほうが大きいと良いほうに考えましょう
無線IPインターコム IP200PGについては、まだ設定情報(アプリ)が手元に来ません
当初の使用目的は、実験用ビニルハウス入口への設置ですが、使い勝手が良ければ、事務所入り口にも追加で設置を考えています
別棟から映像で事務所入り口の様子は見えますので、ここにインターコムがあれば、事務所に人がいなくても一通りの対応ができる・・・など妄想しています

ついぞワルノリをして、Wi-Fiトランシーバ IP100Hも今回のシステムに組み入れてしまいました
さすがにトランシーバでは、受信時に大音量が得られます

Wi-Fiトランシーバのデモ用にAP、コントローラ各1台に、トランシーバ3台をセットにして持っていることを思い出しました!?
そのうちの2台を設定変更して組み入れてみました

電話親機、電話子機、トランシーバと、3スタイルを組み合わせた連絡システムが出来上がったことになります
トランシーバ(約200g)を持つと、電話子機(IP200H)が軽く感じられます

IP200PGの設定アプリを入手
いわゆるインターホン的な使い方を設定してみました
スピーカー・・・大音量が出せます
歪むことなく、大音量です
ページングスピーカーの用意は不要と判断しました
完全防水ではないので、屋外使用においては設置の工夫は必要です
あと注意点は、『通話』というボタンの扱い方
本当にチョイ押しでなければ思う動作(呼出)をしてくれません
トランシーバ機能を組み入れた場合は、送話時には押しっぱなしが必要で、そういう意味では『通話』というボタン表示は正しいのですが・・・
当初、思い通りに動かない原因に悩まされました!


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