YAESU FT-101S
何も説明のいらない、FT-101シリーズ初代モデルです(101の後ろに何も付かないモデル)
本機は、1970年発売の初代FT-101の、多分ですが後期・最終モデルではないかと思われます
その理由ですが、使用されているユニット(基板)が、101Bと同じものがある、二重ツマミのレバーも前期モデルの金属製とは異なり101Bと同様のプラスティック製、トリムも金属製ではなくプラスティック製です
多分ですが、ユニット(基板)の組み合わせから1973年に販売になったモデルと思われます(FT-101Bの登場は、73年秋口だったと思いますので、きっとその直前)
余談ですが、AFユニットは、前期101と同じものが採用されています
そういえば前期モデルは、160mバンドは未対応でした(本機は、対応)
「S」がつく、当時の電話級向けの10W機です
当時は、パワー以外の装備の違いはなかったように思います
外部VFO FV-101 と、 外部スピーカー SP-101 とセットで
同じ101を手に入れるなら、初代で一式をと思って入手したものです
本機ですが、全てのバンド水晶を装備、CWフィルタも実装、終段冷却ファンも装備されています
保管状態も非常に良いもので、メーターパネル割れ、バンドSW・VFO切替SWの接触不良、オーディオ信号ルートのRFCの断線以外、大きな問題はなく、交換&修理により本来の形・性能を得ることが出来ました

本機についての紹介や細かい説明などは不要と思いますので割愛します
海外局に向けてのリグ紹介で、ワンオーワンという一言で指させる、超有名機でした
FT-100 => FT-DX100 => FT-101 と進化、この時点で世界のワンオーワンに
ここまではUS中心で進化をしてきたアマチュア無線機の歴史の主役が、日本製品に変わった瞬間でした
1970年、そう大阪万博開催の年です
その後、101B、101E、101Z そして、102 へと続き、ここで真空管を使ったハイブリッドマシンは終焉を迎えました
入手した時点では、見た目は驚くくらい綺麗(メータースケールの色落ちもない)でしたが、受信音は全くせず、マーカー信号も全く受信する気配がありません
VFO切替SWと、バンド切替SWの接触不良がその原因で、頑張ってクリーニングしました
全く受信音がしなかったのは、モード切替SWからAFプリアンプに接続するRFCの断線が犯人でした

さて、最後はお決まりのスペック紹介
160mから10mバンド、全てのバンドで
 SSB   0.25μV 入力 S/N 10db以上
 TUNE  おおよそ12W  音声入力で、ALCもバッチリ振れます
新品時のスペックをクリアです

新スプリアス規定への対応について
1.5〜30MHzをひとつのμ同調回路でカバーする方式の採用です
この方法では、さすがに、この規定はクリアできません
実際に、何か受信しながらPRISELECTツマミを回してみると様子が想像できます
・ゼネカバ対応
・アマチュアバンド専用
当時の技術では、なにかをトレードオフする関係にあったとも言えます
DRAKE、TEN-TECの製品群でも、このことが分かります
 2022.03   JA4FUQ

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