展覧会案内・感想

2017年03月10日

 土田麦僊塾の画家たち 山南宿回顧 開館35周年記念
開館35周年記念 土田麦僊塾の画家たち 山南宿回顧

開館35周年記念 土田麦僊塾の画家たち 山南宿回顧
 笠岡市立竹喬美術館で 土田麦僊塾の画家たち 山南宿回顧 展 が開催されます。2017年4月14日(金)〜6月11日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日:毎週月曜日

 展覧会開催まであとひと月、今回は少し早く告知です。笠岡市立竹喬美術館も今年で開館35周年とのこと、私が大学院を修了したのが1983年、34年前のことですから、学生生活を終えようとしたちょうどその頃に出来たことになります。

 自分の絵といったものを探すうち、古い新しいにかかわらず惹かれる何かを感じたらそれが何なのか、自分で手に入れられるものなのかどうなのかと実際に描いて試してみようという試みをはじめたころです。同時に「日本画って何?」という問いも私の中で大きくなっていました。東京で出会ったさまざまな絵画表現でしたが、私が強く惹かれたのは京都画壇の方々のそれだったのです。

 学校生活を終え、東京的なものを一度リセットしようとしていたのかもわかりません。出来たばかりの竹喬美術館企画、国画創作協会を取り上げ3回連続で追う企画展を観に東京から笠岡を訪れました。もちろん京都も。

 一言に大正期と一括りにしますが、そのダイナミックさは今と比べようもないくらい生き生きとしていたように思います。何故なら、武士でもない貴族でもない、絵描きの身内でもない絵が好きな普通の人が京都絵画専門学校に学べるようになり、その一期生によって国画創作協会が創立されたような時代だったのですから。

 土田麦僊は49歳で亡くなったのだとか。今回はその門下生に焦点を当てた企画展とのこと。すでに麦僊の亡くなった歳を大きく越えた自分がここにいます。大学制度の中で失われた事、もしくは伝えにくいことの存在。画塾の果たしていた役割、意味を考えさせてくれる貴重な機会になりそうです。

 楽しみな展覧会です。感想はまた展覧会が始まりましたら・・・・。