展覧会案内・感想

2018年09月17日

 佐藤美術館蔵 花と緑の日本画展
佐藤美術館蔵 花と緑の日本画展 ちらし表

佐藤美術館蔵 花と緑の日本画展 ちらし表
 岡山県新見市にある新見美術館で「佐藤美術館蔵 花と緑の日本画展」が行われます。2018年9月14日(金)〜11月11日(日)まで開館時間9時30分〜17時・入館は16時30分まで 休館は月曜(5月1日開館 5月8日一部展示替え)


 1990年、大阪で行われた「国際 花と緑の博覧会」に出品され、並んだ当時第一線で活躍していた日本画家、大家の作品が並びます。第一室の絵の並び、華やかなこと。今回会場を見て思いました。繁栄する日本を疑うこと無く描かれた数々。それぞれ元気さ勢いが感じられるのです。

 様々な作風、描写が並びます。第二室に並ぶ当時若手と呼ばれた方々でも私より一回り以上、年配です。

 当時の日本社会を映し出した表現といったことを思いました。
 今、描かれている絵は後世にはたしてどのように判断されるのでしょう。

 佐藤美術館収蔵ということで、私が1993年に描いた「雪」も出品、展示に加えてくださっています。当時憧れた方々と一緒に絵を並べていただける光栄を思います。感謝。

 厚塗りの日本画に疑問を感じ、また自分自身の絵の硬さをどうにかしたいと絹本での表現に取り組んでいた頃でした。モチーフは昔よく描いた竹林、この竹林も私の原風景、岡山での暮らしの一場面なのです。但し、それに積もる雪の姿、舞う雪は東京の暮らしの中で見、感じたものです。なにもかもモノトーンに変えていく雪の世界。雪が都市における雑多なもの、数々の色を染め上げるその時を私は好きでした。

10月7日11時から アーティスト・トーク を行います。

10月7日13時30分〜(3時間程度)ワークショップ
「地元の神代和紙に花鳥を描く」     講師を勤めます

申込み等詳細は美術館まで問い合わせください。