展覧会案内・感想

2020年08月14日

 日本のアニメーションに遺したもの 高畑 勲展
高畑 勲展 岡山県立美術館展覧会案内画像

高畑 勲展 岡山県立美術館展覧会案内画像
岡山県立美術館で「日本のアニメーションに遺したもの 高畑 勲展」が開催中です。前期展は、9月8日まで、後期展は、9月21日〜27日まで。

コロナウイルス対策、感染予防もあって、今年は開催も予定どおりとは行かず、それぞれ会期をずらしたり、開催自体を中止するところも出てきています。

会期をずらすことでの開催も、調整等、関係者にとって大変なご苦労があるだろうと思われます。もちろん中止の決断もこれまでの開催準備、関わる方々のことを思えばたいへんな決断に違いありません。

たとえ開催できたとしても、厳重な感染予防対策がまっています。

観覧予約制というシステムもどうなることかと思われましたが、ゆったりと見えてよかったという感想もあるとか。

近所にでかけたおり、もしや?と思い飛び込みで訪問してみました。当日受付もあり、幸運にも入館観覧することができました。体温測定、住所等連絡先の書き込み・・・・これも今年の記憶、展覧会の記憶の一部になるに違いありません。



展覧会は、高畑勲氏の<文字・言葉・思考>を、印象付けられました。
懐かしい映像、新しい取り組みの画面等は確かにありました。しかし、膨大な制作資料展示、制作過程そのおりおりに残された「言葉」が印象深かったのです。

アニメーションという「メディア」を定義し、取り組んだ方。また日本のオリジナリティーのあり方を映像を通じて探された方という意識を強く持ちました。

原画で見る背景画の仕上がり具合、バルール、色調、テクニック改めて見事!と感じました。こうしてみると現在の映画、TV等で見るそれの情報量の少なさを改めて思いました(4Kとか8Kとかあるようですので、現在ではもっと表現力は高まっているのでしょうけれど・・・・)。原画ほどにはまだまだ出せていない・・・。

デジタル作画が今どのような状況・環境であるのか?ということを改めて思いました。これからもテクノロジーが進歩するのは当然として、古いメディア(絵の具、筆を使った)が持っている人間との関わり具合、インターフェースに対する理解は進んでいるのか・・・。それともデジタルネイティブ世代は違った関係の作り方をすでに生み出しているのか。以前書きました。プログラムは関わる者の価値観の表現に他ならない。何を大切と評価、理解しているか。

そんなところにもより興味を持って眺めてみたい。

そんなことを思いました。