令和3年度から当面の間中止します。



以下、過去の国際文化交流事業です。


交 流 行 事

特別部会 文化交流委員長

岡山県立玉島商業高等学校

教諭  宮原 芳郎

 岡山県高等学校文化連盟の国際文化交流事業として、玉島商業高校和太鼓部は、7月・8月と中国上海市陸行中学と国際文化交流を行った。7月19日から23日にかけて上海市陸行中学を招聘し、8月17日から21日にかけて中国上海市を訪問した。招聘時は、陸行中学からは18名の生徒と2名の引率教員の計20名が来日し、本校からは和太鼓部の2・3年生12名と団長をはじめ引率教員3名の計15名が訪中した。

交流に先駆けて、5月23日から25日に岡山県日中教育交流協議会岡本啓会長、岡山県日中教育交流協議会松井三平事務局長、県高文連森野啓司事務局長と私の計4名で事前調査団として訪中した。そこで、上海市人民対外友好協会、浦東新区教育局、陸行中学から熱烈な歓迎を受け、交流の打合せや施設見学等を行った。6月10日には結団式が行われ、その日を含め3回の中国語・文化に関する学習会、事前保護者会、文化交流の準備を順次行った。

 招聘

 7月19日から4泊5日の日程で、上海市陸行中学を招聘した。

【1日目:7月19日(金)】

  上海市陸行中学の一行は、岡山桃太郎空港に20:40という遅い時間の到着だった。県高文連会長をはじめ事務局、文化交流委員、本校校長が横断幕でお出迎えをし、記念撮影を行った。それから、一行は玉島のホテルセントイン倉敷へ向かい、ホテル到着後お弁当を受け取り部屋で休んだ。
 

 【2日目:7月20日(土)】

  午前中は、本校武道場にて部活動交流を行った。まず、和太鼓部の演奏による歓迎、その後陸行中学の生徒たちに太鼓の体験をしてもらい、陸行中学の生徒による民族音楽の演奏を鑑賞した。午後からは、玉島の古い街並みや商店街の散策を行った。(並行して、地元老舗のお茶屋にて茶道体験)その後、学校へ戻り剣玉・ヨーヨー・駒回し・あやとりなどの日本の昔遊びを体験し、浴衣の着付けと写真撮影をした。夕刻には、ホテルセントイン倉敷にて対面式と歓迎レセプションを行った。

【7月20日~21日の2日間:ホームステイ】

  本校和太鼓部の生徒の家庭に2日間宿泊した。本校和太鼓部員12名に対し、陸行中学18名であったため、一家庭に2名の宿泊や部員以外の家庭の協力を得た。陸行中学の生徒たちとホストファミリーは、言葉の壁は多少あったものの、英語やジェスチャー、翻訳アプリを使って交流した。お互いの学校のことや文化の違いについて語り合ったようである。

【3日目:7月21日(日)】

  高梁総合文化会館で開催された「高校芸術フェスティバル2019」に特別出演させていただいた。本校和太鼓部、陸行中学の中国民族音楽の演奏とも聴衆を魅了するものだった。その後、付近の郷土料理屋で昼食をとり、総社の備中国分寺を観光した。それから、ホストファミリーの待つ学校へ戻った。

 【4日目:7月22日(月)】

  この日は、学校としての歓迎式を体育館で行った。夏季休業に入っているため、部活動の生徒たち150名で歓迎した。本校校長、生徒会長による歓迎の挨拶、陸行中学の代表生徒の謝辞の後、和太鼓部による歓迎の演奏、陸行中学の生徒たちによる中国民族音楽の披露、そして本校校長から記念品の贈呈と記念撮影を行い、式を終了した。バスで学校を後にし、鴨方で流しそうめんを昼食にとった。陸行中学の生徒たちは初めての体験で、そうめんの流し方や食べ方を本校生徒たちに教わりながら楽しんでいた。そこには思いがけず、足湯もあり本校生徒、陸行中学の生徒ととも和やかな一時を過ごした。その後、美観地区の観光をし、陸行中学の生徒たちが一番楽しみにしていた倉敷イオンモールでショッピングをした。陸行中学の生徒はホストファミリーの生徒と一緒に自由行動をとり、買い物だけではなく、タピオカなども楽しんだ。この日は交流最終日で、日本での最後の交流となる送別会をホテルセントイン倉敷で開催した。涙を流しながら別れを惜しむ家庭もあったが、同時に一か月後の再開を固く誓った。 


【5日目:7月23日(火)】

  早朝ホテルを出発し、岡山桃太郎空港に7:00ごろに到着し、搭乗手続きを済ませ、県高文連会長をはじめ事務局、文化交流委員、本校校長に見送られ、9:10の便で帰国の途についた。

   

訪問

 本校和太鼓部は、8月17日から4泊5日の日程で、中国上海市を訪問した。

【1日目:8月17日(土)】

    浦東空港へ到着すると、2名の先生方が横断幕を用意し、歓迎してくれた。一か月ぶりの再会となった。迎えのバスで1時間ほどすると陸行中学へ到着した。早速、学校関連のレストランへ連れて行っていただき昼食をいただいた。その後、学校で歓迎会をしていただき、歓迎の言葉や自己紹介、記念品の贈呈があった。ホストファミリーの方々も早々と会場におり、この後の文化交流(中国の美術の授業の体験)を一緒に行った。夕刻には、レストランを会場にホストファミリーも同行した歓迎会を開いていただいた。

【2日目:8月18日(日)】

  午前中は、上海万博の会場の中国館の見学であった。門の大きさや大規模なプロジェクションマッ

 プにスケールの大きさを感じた。午後からは、上海工程芸術大学を見学した。大学生が、スライドを活用して学校の歴史などの学校説明をしてくれ、その後、最新のテクノロジー体験をした。学校へ戻ると、ホストファミリーが待っていてくれ、それぞれがホームステイ先へと向かった。

【8月18日~19日の2日間:ホームステイ】

  それぞれのホームステイ先で、歓迎のプレゼントをいただき、観光やショッピングに連れて行ってもらったり、中国ならではの鳩の丸焼きや上海蟹などの食事をご馳走になったりと想像以上のおもてなしを受けたようである。これは、7月に招聘した際に、どういう歓迎をしたら喜んでもらえるだろうかと一生懸命考え、おもてなしをした気持ちが伝わった結果ではないだろうか。また、7月の交流があり、それからも訪中までチャットでやりとりをしていたからこそ、今回の交流で絆が深まったのではないか。 

【3日目:8月19日(月)】

  午前中は、日本でいうと浅草のような雰囲気を持つ、中国の古い街並みを再現した豫園という場所を観光した。多くの外国人観光客で賑わっていた。行列ができるほど小籠包で有名な店で昼食をとった。午後からは、超近代的な高層ビルが立ち並ぶ、外灘という場所を観光した。学校へ戻ると、ホストファミリーが待っていてくれ、ホームステイ最後の夜を過ごした。

【4日目:8月20日(火)】

  この日は、陸行中学の改装されたホールで演奏会が行われた。午前中は、それぞれのリハーサルで、午後からいよいよ本番。上海市人民対外友好協会の挨拶、続いて本校校長の挨拶の後、陸行中学の中国民族音楽の演奏、そして中国民族舞踊、中国のポップダンスなどが披露された。最後に本校和太鼓部が演奏した。演奏を終えた瞬間、全員総立ちで拍手をしてくれた。演奏会後は、お互いに握手やハグをしたり、記念写真を撮り合ったり、別れを惜しむ様子が見られた。この姿を見て、この事業の成功を確信した。夕刻には、送別会が行われ、ホストファミリーと食事を共にした。

【5日目:8月21日(水)】

  最後の日は、ホテルから近くの大型ショッピングモールへ連れて行っていただき、お土産を購入した。店内のスケールの大きさやレジの形態、商品の価格帯など日本との違いを学んだ。一端学校へ戻り、校舎を背景に記念撮影を行い、陸行中学の校長・教員に見送られ、バスで浦東空港へと向かった。空港では、チェックインを終え、見送りに来てくれた先生方にお別れを告げ、帰路についた。21:30と遅い時間となったが、岡山桃太郎空港では家族のお出迎えをいただき、無事に帰国することができた。