Hammarlund  HQ-180
真空管18球(整流管、定電圧放電管を含む)で構成された、アマチュアバンドを含む中波〜短波帯受信機です
受信範囲は、540KHzから30MHz  AM・SSB/CWに対応
アマチュア無線向けには、時期的に見て、相方の送信機としては、HX-50やHX-500などであったと思われます
1959−62年にかけて販売されたようで,180AというUpDateモデルがあります
サイズは、483W 267H 330D と、なかなかの大型
重量は、約17sあります

かなり凝った設計というか、構造も含めて素晴らしい性能が得られそうな予感がする受信機です
Collins方式とは異なった、昔ながらの技術を磨いた設計と称しましょう
Collins方式が新しいアプローチというのが正しそうですHi

発売当初の金額は、$429という情報があります
使いこなすのは、大変そうな・・・・

同世代の送信機  HX-50
大きいのは受信機、重いのは送信機、です
上蓋を開けると
リアパネル
ここで180か180Aかが分かります
本機は、HQ-180です
180Aには、アクセサリ・ソケットが追加されています
電気的には、整流管がダイオードに置き換わっています
本機の構成
真空管18球(整流管、定電圧放電管を含む)で構成された、アマチュア・バンドを含む中波帯〜短波帯受信機です
受信範囲は、540KHzから30MHz
1st-IF:3035KHz
2nd-IF:455KHz
3rd-IF:60KHz
高一中4(IF最終段はバッファのイメージ)のトリプル・コンバージョンです

アマチュア無線用に用意されたスプレッド・ダイヤルは、
3.5MHz帯〜21MHz帯においては、5KHz目盛
28MHz帯においては、10KHz目盛となっています

感度は、いずれもS/N10dbを得るのに
AM:1.5μV
SSB/CW:0.7μV
と、あります

選択度
1st-IFの入り口に、クリスタル・フィルタの用意があります(今風に言うとルーフィング・フィルタかな)
455KHzIF段入り口に、ノッチフィルタと、パスバンドチューニングの用意があります
狭帯域化は、60KHzのIFTに依存し
0.5、2,4,6KHz巾(6dbバンド巾)の4段切替です

BFOはもちろん、プロダクト検波、ノイズリミッタを有します
続く・・・・
     2023.09  JA4FUQ

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