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メイン、スプレッド共に、ダイヤル糸をきちんと張って、切れたランプを交換
こんな通電イメージとなります
スプレッド・ダイヤル・ツマミ(右側)を、思いっきりぶつけた過去があるようで、糸をかけるシャフトが曲がって(変形して)いますが、こればかりは仕方ありません(ツマミも痛んでいます) |
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リア側からフロントパネル裏を見たもの
糸掛けダイヤルの糸が、複雑に?張られています
全体を見ると、ゆったりとして見えます |
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シャーシ上面です
左上のシールドBOXは、クリスタル・フィルタ部
整流管以外は、MT管です |
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シャーシ底面です
銅メッキシャーシ・・・DRAKEは、これを真似たのかな? |
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クリスタル・フィルタ
シールドBOXの中身(裏側)
クリスタル一片とPHASE用VCが見えます |
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RF部
手前(上)がANTコイル
その奥(下)がRF(プレート同調)コイル
Qの高そうに見えるコイルたちです
その奥(下)が、OSCコイル
タイト・ボビンが採用されています
この辺りは、とても丈夫に作ってあります |
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リアです
本来、リアパネルがあるのですが、今回入手したものには取り付いていませんでした
内部が丸見えです! |
・感度がとれない
455KHz初段のIFTの同調ずれというかコアの破損
この処置が大変で、IFTを一度分解しました
・プロダクト検波が動作しない(SSB、CWにモードを切り替えると無音)
6BE6に+Bがかかっていない・・・真空管ソケット部分の接触(はんだ付け)不良
大きくはこの2点の対応で、あとはお決まりのクリーニング処理とトラッキング調整にて、そこそこの性能が得られるようになりました |
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国内で、プロダクト検波が採用されるようになったのは1963年ごろ、それより5年以上前からSSBを意識して設計された受信機ということになります
最後は、お決まりのスペックチェックです
真空管とCRについては、入手したままの状態です(CRはオリジナルのまま)
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AM S/N10dB
1KHz30%変調ON/OFF |
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CW(ビート) S/N10dB
信号ON/OFF |
7MHz帯 |
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1.4μV |
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0.4μV |
14MHz帯 |
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5μV |
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1.4μV |
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7MHz帯にあっては、SSBも復調できます
声が震えた感じは残りますが、通信ということでいえば安定に受信できます CWは問題ありません
強い信号は、RFゲインを下げる必要があります・・・この当時は、これが普通、なにせAGC-OFFで受信です
RFゲインコントロールVRの使い方の説明に、CW受信時は音量調整に使うと、あります
14MHz帯(Dバンド)以上のSSB/CW利用は限定的、AM放送受信/SWL向きには全然OKといったところです |