超遠距離リモコン!?
サイネージへの利用も・・・
ICOM 9P外部コネクタが採用されているデジタル型トランシーバに対応
 ・送信装置側は、外部電源も不要(無線機本体から、この9Pコネクタを使って給電)
 ・受信装置側は、リレーを多用するため外部電源が必要
何をするもの!?
 単純に、複数の接点情報を遠くまで届けるものです
 その昔、アナログ無線機の世界でDTMF(電話のピ・ポ・パ同様)を使って接点制御をしていましたが、
 言わばその復活版
 別途ご紹介のコンソールタイプであれば、放送機器連携(放送アンプをキックして、送話)もできます
   1.通常の会話(通話)
   2.接点制御(4ポート)
   3.放送連携(接点制御+送話)
 無線の持つ同報性を活かします
 受信装置側は、台数の制限がありません
 送信装置1に対し、電波の飛ぶ範囲内で、n個の受信装置に対して制御が可能です
 登録型トランシーバ(3R 出力5Wまで IC−D60 IC−DPR6など)に対応
    超長距離に対応
    ネットワークを間に挟めば、地球の裏にも届くリモコンとなります(RoIP参照
    
こちらでご紹介の装置に関連しては、カスタムメイドで1対からの製作/納品に応じさせていただきます
ここで、ご紹介しているのは、良くあるご希望を想定してのもので、この内容が全てと言うことではありませんし、一部の機能を切り出したものの製作も可能です
ご使用向きによって仕様の変更に(必要な仕様に合わせた「ものづくり」に)応じさせていただきますので、お気軽にご照会ください
対象の無線機は(動作検証済みは)、良く飛ぶ4値FSK方式 デジタル・トランシーバー(ICOM製)です
    
まず、制御専用モデルのご紹介から
農業用ハウスを想定しましょう
天窓を開けるスイッチを遠隔操作できる、すなわち超遠くから利用が可能なリモコン!と言う存在が期待されますね
最初のお客様は、ゴルフ場さまでした
クラブハウスから、コースin/outにある茶店の音声送出装置をキックして緊急放送を流す、でした
登録型トランシーバ IC−DPR6を使用なさいました
電波が良く飛ぶことから
サイネージ・・・市街地にある複数の駐車場の状況を一括表示
          「満車」か「空車」かという表示だけですが(駐車場システムの制約から)
こちらへの採用も決まりました


ボタンSWが見えるのが送信側装置
送受信装置ですが、いずれも同じケースに収納
送信側装置は、小型化を図れば持ち運び運用可能
その昔、アナログ方式の無線の世界では、DTMF(電話のピ・ポ・パ同様)を使って制御する方法が使われていましたが、デジタル方式になってからは使用できません(まともな音として復調できません)
そこで、この良く飛ぶリモコンの仕組み?は諦められていました(諦めざるを得ませんでした)

そこを何とかという変な挑戦意識で、取り組んでいたものですが、とりあえず2bit 4点の送信が可能なものが出来上がりました

問題は、この種の無線機に必ず付いている機能・・・他の通信に妨害を与えないための機能ですが、このキャリアセンスが働いたかどうか(働いて送信できなかったという)検知ができないこと
複数回、自動送信させることで、今回は処理しています
が、有線のように絶対ではありませんから(線が切れる心配もありませんが!)、そこは運用でカバー・・・きっと一回だけの送信ではなく、何回か繰り返す運用でしょうから、大きな問題にはならないと勝手に思っています
  

送受信の各端子が同じ動きとなります
送信側で閉じた端子と、同じ位置の受信側端子が
閉じます
受信側装置には、ACアダプタが添付されます
使い方は、きわめて単純
見た目通りです
送信側の端子を短絡する、もしくはボタンSWを押せば、それに対応した受信側の端子が短絡します
無線の良いところ・・・1対n(複数)の動作が可能です

受信側は、無電圧接点出力で、接点容量は、DC30V 1A までです
1000msecのワンショット出力で、4回路独立しています
受信装置側では、3秒間の待ち時間を持たせていますので、一度送信後、3秒以上間をあけないと次の命令を受け付けない・・・3秒以内に繰り返し送信しても、出力はひとつ、というようにしてあります
モニタLEDは、この接点出力とは独立したものです

送信側は、無線機本体から電源を取りますので、外部からの供給は不要です

受信側は、リレーなど駆動部があるため、DC5Vのアダプタを使用します

IC−DPR6 を使用した例

実際の運用形態
受信制御側はACアダプタを添付、送信側は無線機より電源供給

本体のみ

キャリアセンス信号が取り出せるIC-D60を使用  まず、きちんと送信できることを最優先
受信については、BUSY信号が取り出せない、IC-DPR6でも対応できるように
BUSY信号が取り出せるIC-D60より判定時間は長くかかりますが、ほとんどの使用に問題はないと
 
 無線の同報性・・・すなわち、一度に多くの個所に同時に接点情報が送れるのが、最大のメリット
他のインフラを使用しない独自のルートですから、緊急時にも安心です(電源の確保のみ)

電波の飛ばない先、広域のカバーには、途中をIP化して接続するRoIP手法が活用できます

送信側装置は、無線機本体より必要な電源供給が出来る、外部の電願を必要としない、ということから、受信スピーカーと制御機能だけを装備した小型のものを用意すれば、持ち運んで(可搬で)使用いただくことが出来ます
これは、音声通報アダプタとの組み合わせに有効と考えられ、使用シーンの幅を広くできる要素の一つと思います
 
飛距離の実験結果
351MHz帯5Wデジタル無線機 + 外部5素子八木 の対向で、20Kmの制御を確認
これはもっとも見通しの良いケースですが、山の上から山際を狙った場合でも、4〜5Kmは到達
特小などでは考えられない大変遠くまで、接点情報が送れることを確認しました

キャリアセンス対応   
このことについては、トランシーバ(無線機)の機能に依存しますが、外部に信号が出ているものについては対応します
キャリアセンスが働かない、すなわち他者の使用がないことを確認して、あるいは他者の使用が終わるのを待って送信します
従いまして、リアルタイムでと言う使い方には出来ません、制御自体を含めいくらかの遅延が生じることはご承知下さい
351MHz5W 最長到達記録は25Km
ICOM IC−D60 外部5素子八木アンテナの対向で、得られた距離です
見通しの良い平地での記録です、ご参考に

オールラウンド対応のコンソール(制御卓)型
1.通常の固定局(基地局)としてトランシーバーが使用できます
2.単独で接点出力の送受信が出来ますから、あらかじめ用意した音源を選択して放送する、等の使い方も可能です
3.緊急時あるいは必要なときには、放送機器と連携して送信側装置付きのトランシーバの側から直接放送が出来ます

規定の放送(音源)+任意の放送が出来ることになります
詳しくは、こちらでご紹介しています

制御接点数ほか、ご希望の仕様に合わせた設計・製作のご相談に応じさせていただきますので、お気軽にご照会ください


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