DRAKE TR-4Cw トランシーバー | |
こちらが最後の真空管を採用したモデル TR-4Cwです 発売ですが、1977年であったと思われます TR-4シリーズは、これで終焉を迎えました まず初期モデルではCWモードを充実(CWフィルタを内蔵)、最終モデルにあってはRIT回路が追加されました |
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こちらは、CW運用を意識して、500Hzのフィルタが追加された初代Cwモデルです TR-4Cでは2つだったSIDEBANDスイッチに、ひとつポジションが増えています 赤文字で500Hzと表記されています |
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型式のCwゆえに、CWフィルタを内臓 その様子です 縦に2本装着されているUSB/LSBフィルタの後ろに、横向きに500Hzフィルタが追加されています 手前の8P角型コネクタは、外部VFO(RV-4C)接続コネクタで、Drakeでは、下向きに用意されています MIC端子やVOX関係ツマミなどはサイドパネルですし、小型化の工夫がいろいろなされているようです |
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PTOに問題があったので分解しました 発振したり止まったり・・・シールドケースを捻ると発振する? 上記PTOの紹介で、「悪魔ちゃんのしっぽのような爪」と記しましたが、具体的にはこのような形の爪です シールドカバーは、この爪で引っかけてあるだけです |
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シールドカバーを取り外して写したもの コイルと基板の間を結んだ錫メッキ線の一本が、スルーホール抜けのようになって接触不良を起こしていました 怪しそうなところも含めて半田付けをし直しました ここまで分解したなら「RIT」を組み込もうかとも思ったのですが、本機で実運用することはないとの判断で止めました |
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この後、±3KHzのRIT機能を内蔵したモデル(製番は同じTR-4Cw)が登場し、これが最後のTR-4モデルとなりました TR-4、4CのNBのON/OFF-SWのところがRITノブとなり、NBのON-OFFとRITのON-OFF のボタンSWが新たに配されました 結局のところ、この最終モデルを入手することになってしまいました |
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こちらが、TR-4Cwの最終モデルです 濃いグレーに、赤のプリントで読みずらいですが、右下のツマミがRIT RF TUNE の下に縦に2つ並んだ押しボタンSW 上がNB、下がRIT ON-OFF SWです |
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最終モデルのリアパネルです | ||
シャーシ 上面 TR-4シリーズ ほぼ同じ |
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Model 34-PNB というNBが内蔵されています TR-3/4には、Model 34-NB、TR-6用には、9-MBという別モデルの用意があるようです NBは、オールソリッドステートです |
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シャーシ 底面 基本、従来モデルと変わりありません |
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ちょうど中央部に、今までに見たことのない基板が1枚 RIT組込のために用意されたものです |
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DRAKEにあっては、真空管方式はここで終わりを迎え、オールソリッドステートでアップ・コンバージョンのスーパー・ヘテロダイン方式の採用で、ゼネラル・カバレッジを実現した、TR−7が登場しました 1978年だったと思います |
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