講演会・シンポジウム報告書
これまでいろいろと考えて来た事をまとめる良い機会をいただいたと思うばかり。研究者の方々の発表はもちろん、シンポジウムで出た話もまた次に繋がる好奇心を刺激してくれるものでした。お呼びいただいてはたしてお役に立てましたかどうか?。お越しいただいた100名近くの方々には学芸員、美術館関係者も多く、はたしてどんな感想をお持ちになった事やら。こうして立派な報告書にまとめていただき、そんなことを再び考える今日この頃です。お世話いただいた方々に感謝です。細見美術館・福井さんの、琳派における花、鳥が個別に描かれる場合と、花と鳥が同一画面に描かれる場合に着目した視線。広島県立美術館・永井さんの京都における花鳥画の発展は応挙の登場とその写実の系譜の話。神戸市立小磯記念美術館の廣田さんがシンポジウムで仰った、小磯と応挙を結びつける話。装飾についてどう考えるかの話。描く技術、宗教、自然などなど、、、竹喬美術館の上薗さんの問題提起。最後にまとめてくださった石川県七尾美術館長・嶋崎さんのこうして残って来た物は社会のニーズ、求めの反映ということを忘れてはならないという話など、次なるネタ?をたくさんいただいたと感じるばかりです。
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