展覧会案内・感想

2014年06月21日

 筆さばき
筆さばき 展 チラシ表

筆さばき 展 チラシ表
 井原市にある華鴒大塚美術館で「筆さばき」展が開かれています。平成26年6月13日(金)〜8月3日(日)月曜休館午前9時〜午後5時 ただし入館は4時30分まで

 日本画と呼ばれる存在を定義すること、なかなか難しいことになっています。確かにいろいろな考え方が世の中にはあってよいのですが、はたしてそれが納得できる説明かどうか。

 今回の企画展では「書」も絵と同じように扱われています。なぜなら筆という道具によって描かれた存在であるからです。ならば筆とはどんなものをいうのでしょう。

 今日(6月21日)は大阪国際大学国際コミュニケーション学部の村田隆志さんの筆についての講演会がありました。筆についての変化の歴史、そのことを明らかにする資料、根拠について。<(中国と日本の)書風の違いは、筆の相違による>という犬養毅の言葉を引用されての説明もありました。

 筆が変われば用筆も変わります。
 もちろん、支持体である紙、絹も変わっていかざるおえません。

 猪膠制作に続いて行った実験で鹿皮も原料としましたが、日本の筆に鹿毛が使われていた話は、ここのところ私が考えていたこととも符合し、興味深く拝聴することが出来ました。

 以前私が行った児玉希望作「一路栄華」の制作分解サンプルも展示されています。児玉希望作「一鷺栄華」の描法。本日は私の関係する生徒さんの制作確認も行いました。

児玉希望作「一鷺栄華」模写研究会

 材料の違いなどという答えで満足せず、道具の違い、そしてその使い方の違いも楽しめたらと思うのです。