展覧会案内・感想

2015年08月02日

 画学生 小野春男と父竹喬
画学生 小野春男と父竹喬 展パンフレット表

画学生 小野春男と父竹喬 展パンフレット表
 笠岡市立竹喬美術館で「画学生 小野春男と父竹喬」展が開催されています。2015年7月18日(土・祝)〜9月6日(日)開館時間 9:30〜17:00 入館は16時30分まで 休館日:毎週月曜日

 <昭和16年8月2日 遺言書をかいて置けと云う。しかし僕にはたいして云うことはない。(画学生 小野春男と父竹喬 展パンフレットより)>74年前の今日、こんな言葉を残した人、小野春男さん。

 日中戦争が始まったのが昭和12年、そしてそれが昭和16年12月8日の太平洋戦争開戦へと続く大きな流れの始まりと歴史にあります。京都市立絵画専門学校を卒業したのが昭和15年とのことですから、次第に戦争に向かう時局といったものを国民は、そして春男は、常日頃から感じていたのでしょう、遺言という言葉がそれを伝えてくれます。

 どんな家、どんな親、生まれる時と場所を子供は選べないとはよく言われる言葉です。残された言葉、絵を観、読むことで湧き上がる何か。

 絵の話だけでは済まない展覧会

 戦後70年、現在こうして絵を描いていること、絵を描く環境があること。どのように向き合えるか、向き合うかも自由な世界。最高齢の方は86歳、最年少は19歳、総勢60名で見学会を行いました。その様子は、円山・四条派動物画の系譜 遅日 見学会 記事を御覧ください。はたして参加者皆さん、どのような感想をいだかれたか。絵を描き、学ぶことが出来る幸せとともに。