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 毎年恒例のブッポウソウ巣箱清掃調査を吉備中央町を中心に会員の様の協力応援を得て10月の毎週土曜日4日間に実施しました。繁殖確認数は100余巣でほぼ例年並み、安定した状態で推移していました。
 昨年からブッポウソウの飛来、繁殖が確認された岡山市御津地区、足守地区にも今季は早い時期からの飛来、繁殖行動が見られ、今後もこの地区での繁殖定着が期待されます。吉備中央町を中心とした保護活動が、周辺の高梁市、新見市、美咲町等の地元の有志による保護活動の機運が高まり、今期からの具体的な巣箱設置などの動きが感じられます。このような各地区での自主的な活動にはきめ細かく積極的に対応してブツポウソウの繁殖行動地域を少しでも広げて行くことが、今後の保護活動に求められていることと思います。
 3年間継続されている岡山大学のブッポウソウ調査研究では吉備中央町西部に巣箱を新設しで生態調査を継続していますが、一昨年繁殖に使われた巣箱に同じペアが再び戻ったことにより、ブッポウソウの帰巣習性が確認されました。
 これらの調査研究にも側面より強力応援をして、今後の保護活動の方向性を検討して行きます。また、広島県(東部)、鳥取県などの近隣地域とのブッポウソウ保護研究の情報交換を密にして今後の保護活動の広域化、共有化を推進させて行く必要が出て来ています。 
     
  1月11日(火) 
岡大理学部にて、2011年のブッポウソウ研究計画および吉備中央町での活動について打ち合わせ会を実施。
  3月2日(水)  吉備中央町のブッポウソウ巣箱位置情報を作成し、ナビゲーションできるようにした。
  3月19日(土) 
ブッポウソウ・フォーラム2011を開催
  会  場: 岡山大学理学部 大会議室
  主  催: 目本野鳥の会岡山県支部、岡大理学部、ガンバ多様性
  参加者: 長野県、兵庫県、広島県、鳥取県、高知県等から60名
  2006年の支部が開催したフォーラムから5年が立ちました。
  新たな生態が判明したり、他県での保護活動も増え新しい見解が得られたフォーラムでした。
  4月5日(火)  岡大担当で賀陽エリアに20個の巣箱を設置、研究用とする。
  4月11日(月)
  ・19日(火) 
吉備中央町賀陽地区にポール式巣箱設置
  4月中旬 
吉備中央町にてブッポウソウ観察・撮影の注意事項の新しいパンフレットを作成、町のホームページにも観察ルート等を掲載
  4月20日(水)  高梁市、新見市、井原市の巣箱位置情報を作成
  5月13日(金)  高梁地区(小見山会長担当)の巣箱にも箱内撮影施設を設置
  5月16日(月)  岡大理学部にてブッポウソウ研究について打ち合わせ会
  5月24日(火)
  ・31日(火) 
吉備中央町、高梁市、新見市哲西町でのブッポウソウ飛来状況を調査、鈴本宅のカメラ修理を行う。
  6月26日(日) 
新見市哲西町でも地域でブッポウソウ保護に取り組みたい。
指導願いがあり、現地の方々と相談した。
  7月31日(日)  美咲町西部地区でのブッポウソウ保護活動への協力要請を受け、現地の状況調査を行った。
  8月6日(土)  繁殖後のブッポウソウ巣内残さを採取して大阪府病害虫防除所へ送付、巣内に生息する蛾の研究を目的としている。
  10月1日(土)
   ・8日(土)
  ・15日(土) 
吉備中央町内の巣箱掃除を実施した。
     
  ◇  今年は、新たに昨年利用した巣箱へ帰巣して繁殖していることが判明した。
  ◇  ブッポウソウの越冬地はボルネオ島が有力であるこが判明するなど、新たな知見が得られた年でした。 
  ◇  吉備中央町美原地区で栽培されたブッポウソウ米の販売を行いました。
     
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