AI害獣識別センサ
商品発売に向けて鋭意努力中
獣害対策の1丁目1番地は、何を言ってもその検知・識別です
いつ、どこに、なにが現れた・・・
一般に人の動きがない日中、あるいは人の動きの止まった夜間に現れます
その登場を、人手をかけることなく、いち早く検知し通報することで、できる対応の時間を作ることが対策を考えるうえで一番求められることです
理想を言えば、その場で追い払いも出来ること、忌避手段を持たせることでしょう
ただ、そこまで求めると、機能あるいは自分にとっての良い悪し、安全に問題・危険はないかなど付帯した問題がいっぱい生じてきます
まずは、獣害対策の入り口である害獣の検知・識別・通報にベストと思われるセンサの商品化をスタートしました
ここに至るまで、追い払い目的の忌避手段も含めたシステムを構築・提案しようと、獣害対策(追い払い)ロボットとして開発に取り組んできましたが、シンプルに考え「センサ」として商品化を進めることにしました

営業的には、BtoB すなわち害獣対策をビジネスとしたい、あるいはビジネスとして取り組んでいらっしゃる事業者さまを一番のご提供対象とします
自社製品としては、接近警戒システム【猿人善快v5】の準備を進めています
こちらは、そもそもサルを対象に行動域調査目的のテレメトリ発信器の電波を利用していたものですが、新商品にあってはこちらの「AI害獣識別センサ」を採用し、クマ・シカ・サル・イノシシを検知・通報の対象とします
【猿人善快v3】までは、首輪の発する電波を感知することで、対象の接近を検知していたため、装置の稼働にはあらかじめ首輪の装着が必須でしたが、【猿人善快v5】にあっては、この手間は不要でかつ対象をサル以外に、イノシシ・シカ・クマと大きく広げることができます
比較して欠点を上げるとしたら検知距離、電波に比べいわば目視ですから検知できる距離は短くなります

【猿人善快v5】では、忌避手段を制御できるワイヤレスリモコンの用意もする段取りで、従来の害獣の接近を知らせるシステムから一歩進めて、害獣を近づけない、すなわち地域のゾーニングを目指す手段のひとつとしてシステムをご用意します
システムは、忌避行為のスイッチ・オンまでで、具体的な忌避手段については、ご使用になる方に、この相手にはこれが良いとノウハウを活かしてご用意いただきます
詳しくは接近警戒システム【猿人善快】のページで順次状況のお知らせをさせていただきます

AI害獣識別センサ
ということで、今秋(2026年秋)の発売開始に向けて準備を進めています
全てエッジ処理で、ネットワークやデータセンタ(外部サーバ)など必要とせず、素早い検知・識別、そして外部制御が期待できます
メール通知など使うにはインフラは必要になります
この先、Wi-SUN(VHFIoT)の登場など、中山間における新たなインフラに期待をしています(もちろん大歓迎です!)

識別対象(AI学習対象)は、人・車両に加え、害獣であるクマ・シカ・イノシシ・サル
最大識別可能距離は、見通し日中でおおよそ100m
夜間で見通し最大70m程度
より離れて、より正確に相手を検知・識別します
そして検知・識別した対象の種別と検知した方位を、データ(イーサー)あるいは無電圧接点信号(OC予定)で取り出すことができます
ここから先は、ソリューションです
メール通知機能などは、一般のPTZカメラ同様に本体がデフォルトで持つ機能です
目視同様のカメラ映像ですから、霧などの影響は受けます
 
既存センサと比較  一般に、動物の検出には赤外線近接センサが使用されています
その検知距離は、頑張っても20m位が限度、周囲の温度にも左右されます
また、検知した対象がなにであるかは分かりません
全てエッジ処理 探索(PTZカメラ:設定した範囲を自動探索) → 検知・識別・追尾 → メール通知
この一連の処理の速さについて、Tech東北(2026年7月23-24日 仙台市開催) NTTテレコンさまのブースでのデモをご覧になったご来場の方も、驚かれたようです

実は、開発予定に無かったことなのですが、本センサを取り上げていただき、展示会(Tech東北)に出展する方の希望で、ここまでの試作機で今回製品化を目指しているPTZカメラに対応できるよう準備しました

ここまで学習させていなかったクマ映像も学習させ、クマ・シカ・サル・イノシシを識別し、その場合接点出力をONにします
今回はデモ用で、接点出力は1回路のみ、4種どの害獣を検知・識別してもONとなります
製品版では、検知・識別した害獣ごとの別接点出力とします
現在のデモ用制御部は、従来(試作機)通り400x600x200のキャビネットに収まったものです(手前の白く写って見えるBOX)

AI害獣識別センサとし発売する時点では、このキャビネットの中身(GPUユニット・IO基板など)は、全てPTZカメラ本体に収まってしまいます
まさに一体型センサです
2026/07
Tech東北から戻ってきた一式を、改めてセットして、ごそごそ作業を開始
2026.08.14 近況
製品版にて、識別について検証をスタートしています
続いて、識別結果の出力についても、検証を始めます

ソーラーパネル/バッテリ電源時、ベース電圧12Vのシステムを想定し、本機のベース電圧であるDC24Vへ12Vから昇圧する、DC−DCコンバータの試験をスタートしました
既存あるいは既設の装置と組み合わせる場合も、ベース電圧が12Vというものが多そうです
数多く安価で出回っているものが良いのでは?という判断で、リーズナブルなものからスタートです
ポイントは、変換効率と安定動作です
 2026.09
センサ本体については、製造元に任せるところは任せて、当社ではアプリケーション部分と営業施策に注力 
製造元では、最終の識別検証を終え、識別結果出力を受けるにI/Fの製作など最終段階に至っています

当社では、ゾーニングの自動化を目指す【猿人善快v5】に向けた設計と、必要な予備実験に取り掛かっています
本体は、AC100V、DC12V/24Vのいずれにも対応
リモート子機(遠隔接点出力装置)については、電源問題・・・如何に長時間(長期間)電池の交換をすることなく運用が継続できるかがポイントです
収納BOX(屋外用キャビネット)も、決めました
独立電源も、ベース電圧24Vで仕様を決定しました
平均日照時間2時間で、不日照7日間に対応する設計です
その昔、野生に出会う機会は、ほとんどなかった・・・生活圏の線引き、すなわちゾーニングが出来ていました
当然、害獣被害も限定的でした(住宅地で、ましてや市街地でクマに出会うなど考えられない)
以前は、野生と人との関係について、きちんと線引きができていたのに、いつの間にかこの線引きが出来なくなった今に、どうすればその線引きができるのか、過去の実践や、これからの提案などご紹介しながら、線引きを目指す研修(勉強会)を目的に、資料(プレゼン資料)も用意しました
ゾーニング・・・互いの生活圏の線引きですが、これが獣害対策の最終目指すところだと考えています
野生と人、互いに出会わなければ、双方が平和に暮らすことが出来ます
 2026.10
 

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