2022.01 |
屋外テスト
まもなくスタート |
手を挙げていただいた先があり、間もなくフィールド(実践の場)で稼働テストのスタートができそうです
まずは、映像取得からスタートし、その後忌避手段を装備し、実証実験を開始です
少々長期戦になるのではないかと想定しています |
2022.03 |
実稼働テスト
開始 |
左下、白い壁の上にカメラ部が見えます
この範囲に加え、もっと右方向にもカメラを振りながら検知・判定する対象を探します
検知して目的の対象と判定すれば、そのものを追います
現地 検知、判定、制御(追尾)・録画処理 + 遠隔録画&制御(調整)
携帯網接続ルーター使用

現時点では、忌避用(追い払い用)器具は取り付けていません |
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2022.03 |
夜間捕捉成功
タヌキ
実験開始6日後 |
実証実験を開始してから1週間、夜間の捕捉に成功しました
最初の捕捉は、予想どおりタヌキでした
早速、場所をお借りした先に報告しなくては・・・
検知カメラがパンしながら対象を探します
対象を捕捉識別後、その対象が中心に映るように捕捉した相手を追尾します
忌避道具を連携させることを前提としています
目的とした対象ではないと識別されれば、検知カメラはパンを継続します
以下の映像は、対象物を検知し識別した時点でmail添付されてくるスナップです
いわゆる監視ポストであれば、この機能まででOKかと思われます
獣害対策に向けては、対象に対して有効な忌避具を使用して追い払うことになります
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夜間捕捉成功2
タヌキ
実験開始11日後 |
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夜間捕捉成功3
イノシシ
実験開始12日後
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映像が多く取得できるほどAI学習し、より精度が向上します |
2022.04 |
サルの捕捉に成功
山を下りる時期と
なりました |
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獣道を歩いているところで検知識別できています
検知カメラからは50m以上離れたところを通っています |
2022.08 |
装置を移設
シカの画像データ
取得は十分に
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ことシカに至っては、3週間で1800回を超える検出が出来、AI学習には十分と思われるデータの取得が出来ました
イノシシに関しては、まだまだ数が増えません
どうも、暗視の赤外線発光/赤外線サーチライトを嫌って、出てこないように見受けられます
 上写真の四角の枠は、対象を識別したというマークです
本装置は常に首を振って、対象を探します
対象を識別すると、今度はその対象の動きを追う動作をします
すなわち、赤外線投光器はその検出装置の動きと一緒に動くことになります
上写真のように、50m先でも十分映るそれなりのパワーがあるものです
シカは赤外線を嫌がらないというお話はよく耳にしますし、実際しっかり映っています
一方、イノシシは「赤色(赤外線)」は見えないというお話はありますが、上写真のようにサーチライトよろしく「明かり」が動いていることについては、少なくとも意識をしていることに間違いなさそうです
本装置の実証実験の中から偶然見つけた事象です

この場所では、シカの1割程度は出没すると事前にお聞きしていたイノシシですが、実際に本装置で検出できたのは、シカの1800回を超える検出に対して僅か7回でした(それも同じ2頭) |
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独立電源モデル |
検出機会が多いということもあって、上記近隣に2台目を設置しました
こちらは、ご覧のように独立電源タイプです
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2022.11
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11月9-10日
札幌イベント
=事前準備= |
北海道札幌市サッポロファクトリーで開催される「スマート農業を目指す先端技術フェア in 北海道」 https://www.jataff.or.jp/project/consulting/kaisai-hokkaido.html には、以下の内容で出展することにします
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11月9日−10日 北海道札幌市サッポロファクトリーで開催される「スマート農業を目指す先端技術フェア in 北海道」に出展する内容を決定しました
左写真は、どんな展示をしようか検討のため仮設置したときの様子です
ディスプレイは50型
マネキンは2体
大型(左側)のものには実際の稼働を再現できる仕組みを組み入れています
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基本システム
360度の範囲で回転して対象を探索し、対象と識別すると今度はその対象を追尾します
識別すると、そのことをMail通知できます(もちろんインフラは必要)
映像は、記録あるいは配信(インフラ次第)できます
いわゆる『監視ポスト』です
Mail通知同様に、外部装置にトリガーとなる接点信号(電圧出力)の取り出しが出来ます
対象によって選択した忌避具の制御ができます
忌避具は、監視装置の動きと連動させることで、対象を追尾して忌避行為を行うことが出来ます
こうすることで、忌避行為への慣れが生じることでその効果の低下を防ぐことが出来ます
自分が狙われる雰囲気は、誰にとっても嫌なことです(ぜひ避けたいと考えること!)
探索、識別を行う装置と、忌避行為を行なう装置との組み合わせで、『獣害対策ロボット』の完成です
忌避装置については、獣害対策の経験のある方々、研究者の方々などの実績や要望を取り入れることができます
ご希望によりカスタマイズ対応します
今回の展示では、忌避行為のイメージとして
1.エアガン(威嚇音とバイオBB弾の使用を想定)
2.超指向性のパラメトリック・スピーカー(嫌がる音で追尾)
を用意します |
こちらには、この開催案内チラシもリンクが貼ってあります
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11月9-10日
札幌イベント
=開催当日= |
11月9日−10日 北海道札幌市サッポロファクトリーで開催される「スマート農業を目指す先端技術フェア in 北海道」に出展しました 営業日誌(2022.11)を参照下さい |
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こちらが、当社のブース マネキンは2体準備したのですが、スペースのこともあって1体としました
写真にあるイノシシのパネルを持ってロボットの前に立って、実際に識別して「銃」を撃つデモを行いました
周囲の出展者の方には、あらかじめ実際に音を出して、時々騒々しい?というお断りをしてお許しをいただきました
大型ディスプレイは、現在稼働中である実証実験中の映像を流し、小型ディスプレイでは、この場での識別映像を映しました |
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インパクト勝負での出展です
展示の機器構成で、夜間60m先の鹿を識別します(実際の映像を流しました)
カメラは、360度パン、上下にチルトします(可動範囲は設定できます)
カメラ、投光器の能力に依存する部分でもあります
本システムでは、識別すると識別できる範囲で、その対象の動きを追尾して忌避行為が行えますので、同じパターンによる忌避行為の学習にはつながりません
自分が狙われている、というように学習させることが出来れば、この場には来たいとは思わないでしょう
マネキンスタイルを見て、この格好では、逆にヒグマに襲われる等のご意見もいただきましたが、もちろん忌避具も含め、対象を見据えた対応が可能なので、そのあたりのノウハウのご提供をというお願いをしました |

今回配布したチラシ(両面印刷)です ご希望の方があれば郵送します |
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海外製GPSテレメでお馴染み?のティンバーテックさんがお隣に、当社でも取り扱わせていただいている「ビニルハウスの自動開閉システム」を出展
なんとサブスクでのシステム提供も提案されています
翌週、旭川で開催の「ヒグマフォーラム」で、この獣害対策ロボットに学習させる映像の提供、実証実験場所など開発にご協力をいただける方を探す努力を社長さんがして下さるそうです |
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2023.01 |
AI画像識別 |
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ティンバーテック社長のご協力を得て、撮って送っていただいたエゾシカ・ヒグマの映像を学習させています
まず送っていただいた動画を大型ディスプレイに写して、AI識別を試してみたところ、エゾシカのメスについては、従来のニホンシカの学習結果で、そこそこ「シカ」と識別します
が、エゾシカのオスは「シカ」と識別しません(やはり立派な角のせいでしょう)
識別能力は高いといえます |
2023.03 |
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・害鳥獣威嚇システム
特許第7228855号 |
特許証が届きました
鳥獣被害対策に限定することなく、この技術を活用・展開して、従来では解決できなかった「困った」の解決につながるよう努力したいと思います |
(株)システム エイ・ブイと共同発明
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2023.04 |
新たな目標に |
シカ・イノシシのAI学習を目的に、映像取得のために設置していた先の許可が出ましたので、忌避手段を持つ装置と入替を行います
AI画像識別には十二分な映像データを得ることが出来ました 次の段階としては、忌避手段の効果の検証を目的に、です
頻繁に野生が現れる場所ということで選んだ場所なのですが、何をするにも管理者の許可を得る必要があるところです
関係して、このAI学習を目的にした装置を回収・メンテして、次なるターゲットの映像取得を目的に新たな設置を行う段取りを進めています |
2023.05 |
忌避具装着ほか |
実証試験運用の充実を進めています
忌避具を装備した本来の?獣害対策ロボットをすでに回収したAI学習用の装置に代わり設置を行います
既に回収したAI学習用の装置一式は、新たなターゲット・・・エゾシカですが、こちらの映像取得に向けて移設の段取りを進めています
ちょっと時期が良くなく(遅くなって)、半年ほど開店休業になるかもという不安はありますが、十分な映像データが得られるまで待って、忌避具の装着を行う段取りでいます
最近出没情報がやたら多いと感じるヒグマについては、AI学習用の映像データの入手に向けて努めています
映像データは多いほど正確にAI識別しますので、収集に努力します
エゾシカのように、装置を設置して映像を得る・・・電源事情ほかヒグマの撮影には色々困難が伴うことが明白ですので・・・ |
2023.06 |
エゾシカ狙い
稼働開始
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AI学習目的に映像取得のための装置を設置
下写真は撮影範囲の一部を切り取ったもの

エゾシカ狙いで、北海道下川町にAI学習映像取得のための装置を設置し、運用を開始しました
少々タイミングが遅く、雪はなくなり緑が茂ってきました
しばらく出没は期待できないかもしれませんが、稼働を続けます |
2023.06 |
忌避装置
稼働開始 |
岡山県内に設置していたAI学習用装置を忌避装置を装着した装置に交換しました
管理者の許可が出次第、稼働を開始します |
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製品化に向けて |
相手を識別してターゲットとする |
このことに関しては、完成できたと考えています
何かが通過した、現れたというような監視ポストには即使用できます
インフラさえあれば、メール通知も出来ますし、映像の保存もできます
安全管理、犯罪防止分野などへの転用ももちろん可能です |
当初の目的、獣害対策について |
現システムで、お使いになる方の希望に合わせて、トリガ信号を出すことは容易に対応できます
忌避行為に何をどう使うかということに関しては、お使いになる方主体だと考えていますが、こちらでも忌避具の効果検証の場を増やす努力をしています
製品化については、製作のための図面を起こしていますが、ここではイメージをご紹介します
モデルは、大きくは2種類、シリーズとしては3種類です
上位(高耐久性)モデル
・モニタリングポスト向けモデル
このモデルは、忌避具を装着しません ・忌避具を装着した威嚇モデル
忌避具は
1.バイオBB弾
2.パラメトリックスピーカー
3.レーザー光
2.3.については、ソースの効果を検証しています
下位(普及)モデル
威嚇モデルのみ
設計を先行している上位モデルのイメージを先行してご紹介します |
上位(高耐久性)モデル |
モニタリングポスト向けモデル
こちらは、対象物の検知とそのことを通知することを目的としたもの |
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忌避具( バイオBB弾・レーザー光)を装着した威嚇モデル |
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忌避具(バイオBB弾・レーザー光・パラメトリックスピーカー)を装着した威嚇モデルU |
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設置は、65Aのパイプへの取り付けを想定しています |
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一例
市販されている共聴用のベース付きマストがそのままご使用いただけます
左資料は、マスプロ電工製品
実際の設置につきましては、施工業者様と打ち合わせをお願いいたします
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下位(普及)モデル |
忌避具を装着した威嚇モデルのみ
移動性を重視した案山子風モデルを模索中 |
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近日ご紹介
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同じ獣害対策でも、農業分野ではなく、自動車道や原発など施設への進入防止策に、というニーズの問い合わせがむしろ多いのが現状です |
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忌避具を取り付け
ての効果の検証 |
まもなくスタートしようと思っています(2022.03末)
相手によって何が効果的か・・・具体的な装置?の選定に取り組んでいます |