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緊急校内放送(通報)システム
導入実績をご紹介します  少しずつですが、実績を増やしています
2005年9月 福山市立全小学校72校へ  これが当ビジネスのスタートとなりました
2006年3月 合併により福山市に  旧神辺町全小学校6校へ
   以上、78校で子機総数は、予備機を含めると2000台を超えました
2006年3月 東京都稲城市立小学校  
関東エリア導入第1号です
児童増により、新たに分校を増築 その情報連携が大きな利用目的です
今回は、言わば試験導入ですのでこの先が楽しみです
2006年3月 兵庫県丹波市立小学校  近畿エリア導入第1号です
こちらは通学指導が大きな利用目的です よく飛ぶように、中継器は、屋上に設置・・・です
   よく飛ぶ無線機・・・というのが特に今回の場合「キーワード」です
2007年2月 福山市立幼稚園(小学校に併設)全てに対して子機増設   中継器・親機は小学校兼用です
2007年3月
私どもの取り組みはこんなところから(裏話 or 思い)
 私事で申し訳ありません
 長年(子どもが児童・生徒だった頃!)PTA活動に関わっていました
 その流れから、学区保導協議会役員や、地元小学校の非常勤講師など、お子さんに関わることが長く続いています
 この間には、本当に色々な出来事がありました
 その時々の解決法は、常に一つであることを身をもって体験しました
 それは、「正しい情報の共有化」です
 現状を正しく、皆で共有することができれば、すぐかどうかは別にして問題は必ず解決するということです
 大人の世界では、自分に関係あるとかないとか、分掌だなんていって、情報に耳を貸さない傾向も多々見受けられます
 いわゆるご都合主義です(これは一時的に自分が楽なだけで、結果的には必ずどこかで「お返し」があります)
 ここを突かれて結果として問題になることを多々経験しました
 周囲で起きていることは、全て自分にも関係あることと念じ、情報だけは常に最新のものを仲間(学校関係者・地域の人たち)と共有する・・・そのためには、いろんな機会を捉えて、いろんな立場の人と話をする・・・この姿勢が皆に生じてくると、ほとんどの問題はいつの間にか解決していました
 そこには、必ず「キーマン」が現れます

 全くの畑違い!?猿害対策とて同じ・・・ 自分(地域)の財産は自分(地域)で守る、そのためには予知・・・彼らの接近情報を早く手に入れ、予防・・・先回りして人の存在をアピールすることで、銃を使用することもなく被害の軽減が図れます
 起きることは全て自分に関係あることとして、情報に敏感に対応する・・・です

 取引先の無線機メーカー(ICOM)の営業担当者より学校の安全担保のために無線機を使ったシステムを構築/提案したいのだが・・・という相談が入りました
 ICOM・・・自社でなんでも開発できる能力を持つ東証1部上場のメーカーです
 なぜ、チョー弱小の当社へ相談!?
 今後市場がどうなるか分からないような案件は、自社では手が出せない・・大手ではこんな判断があるそうです
 ISOとかいう世界標準が、邪魔した感もあります(事前に約束のないことはしてはいけない!)
 また、エンドユーザーの身近なところで協業・・・というロケーション関係もあったと思います
 
 表現は良くないかも知れませんが、学校と言うところは(教育委員会など行政全てに言えることで、学校に限ったことではありません/念のため!)分掌で成り立っているような職場です(我々自営業者から見ると特に!)
 従来、情報の共有化で何かが解決できる・・・という経験はほとんどありません
 そこで無線機の最大のメリット・・・同報機能をどうしたらメリットに感じていただけるかを考えました
 子どもたちの安全は、関係者全てが情報の共有ができてこそ担保される、そこで起きたことを身近にいる人たちに、素早く正確に伝えることができるかどうか、ここがポイントですよね・・・って
 この機能(同報機能です!)は、無線機が一番優れている・・・と

 今や携帯電話が一番便利で確実・・・何の疑いもなくそうお思いの方がほとんどです
 同時に情報を伝える・・・そんな事態に自分が立つことなどは考えたこともないようです
 誰かに電話した、たまたま近くにいて電話に出てくれればいいですが、そうでなければ、次の人に電話をかけ直す・・・そんなことが、いざというときにできるはずはありません
 また大災害の時は、電話はまず使い物なりません
 災害が発生するたびに、このことが報道されます
 単独で使える無線機があれば・・・って
 そういった意味では、地域の緊急避難場所に指定されている学校の備蓄品としても有効なものです

▼携帯電話ではできないこと
 先に書きました、同報・・・Mailでは可能ですが、音声通話ではPHSで大がかりな設備を置かない限り不可能です 
 外部警告灯の制御・・・・これは全くできません(PHSで交換機を用意すれば可能でしょうが大がかり)
 校内放送への接続/割り込み・・・・内線で接続するしかありません(直接、携帯電話からは不可能です)

▼携帯電話と同じようにできること
 校内どこからでも、必要な相手と通話ができること・・・混信対策も含め、中継器を採用することにしました
 個別呼び出し・・・職員一人ひとりを個別に呼び出して通話ができます
 もちろん通話料は発生しません
 学校というのは、意外と周囲に対して電波伝搬に都合が良い場所にあることが多く、通学指導など校外指導にも十分実用になるだけの飛距離が得られたという学校がたくさんありました

▼携帯電話ならできること
 警察への直接通報
 無線機からは直接できません
 でも、目の前の子どもを守るのであれば、遠くの警察より近くの大人(同僚)ですよね

▼緊急時にできること
 現金輸送を手がけている警備会社の方にお聞きしました
 専門的な訓練を受けている人でも、いざ・・・というときにはボタンをギューッと押すくらいのことしかしかできないと
 これで無線機側の仕様が決まりました
 緊急ボタンを一定時間以上押すと親機が受信したと応答を返すまで送信動作を続けます
 これは電池を抜かない限り停止しません
 緊急ボタンを押した無線機を相手に投げつけもOKです!!(無線機で自己防衛ができるかも知れません)

▼訓練で分かったこと
 不審者への対応をしていると、子どもたちへの避難誘導などには全く気が回りません
 すなわち一人では
   不審者への対応と、子どもたちの安全確保の両方の対応はできないということです
 できないことを「やれ」と言うことには無理があります
 やはり情報共有・・・起きたことをひとりでもたくさんの同僚に伝え、応援を得ると言うことが大切です

▼インターホンとの比較
 各教室〜職員室間にインターホン設備を導入していない地域の学校では、インターホン機能も取り込んだ仕組みは投資効果が高いという評価をいただきます
 もっともインターホンが設置してあっても、そこまで行かないと何の機能もしない・・・という冷めた声(指摘)もお聞きしました
 インターホンから校内放送・・・今のところ別々のシステムであって、連携したものは目にしていません

 ICOMでは、無線機のファームウェアの改造を、当社ではコンソール/親機の設計製作を担当しました
 こんな状況で、6ヶ月で製品を世に出しました(2005年8月)
 できた娘は嫁にやらねば・・・頑張ります!!

 ファームウェア、コンソール性能など、お客様の使い方、ニーズに合わせて修正/進化を心がけております
 身近で便利なシステム・・・緊急時のみに役立つシステムではなく、日頃に役立つシステムを常に目指しております

 子どもたちには、のびのびと育ってほしいものです
 管理の中で成長することが良いこととは考えません
 子どもたちが、地域にとって大人にとって大事な財産であることを改めて共通認識とする努力が必要です
 子どもたちの将来のために、大人たちが一生懸命取り組んでいると言うことをアピールすることは、子どもは社会の財産だと言うことの認識を高め、子どもたちをみんな(地域)で育てているということから、犯罪の抑止力につながるものと考えます

 地域/学校の取り組み(地域の積極的な学校支援)で、子どもたちにとって緊急な事態が生じないことを願っています
 その安全を担保する手段の一つとして、本システムにご注目いただければ幸いです
   
本稼働開始から丸2ヶ月後に、全学校を回らせていただきました(子機増設ほか)
 市内全小学校での本稼働は、2005年10月1日からでした
 11月末に子機の増設作業に伴い、各学校を回って作業をさせていただく機会がありました
 現場のお声を聞くにもちょうど良いタイミングです
 そこは逃さず・・・ お使いになっての様子などお聞きして歩きました

 まず、当初にこちらで感じた印象からは、驚くくらい!?様子が違っていました
 日頃は面倒がって使っていただけないのではないか・・・正直そのように心配していました
 説明会でも、いかに日頃便利に使うかに重点をおいていました
 日頃便利に使っているから、いざというときにも役に立てることができる・・・と
 いざ、ふたを開けると・・・です

 まず、個別呼出機能を多用されています
 先生の呼び出しに校内放送を使わなくて良いし、確実に返事が分かるし・・・
 この市の学校には、インターホン設備は全く採用されていませんでしたから余計便利にお感じなのかもしれません
 校内どこからでも放送に入れると言うことで、こちらも便利だという評価をいただきました
 広島市が近いこともあって、小学1年生の女の子が犠牲になった事件後は、通学指導というシーンが増えたようですが、ここでも距離が飛ぶ無線機ということで、指導の必要な範囲は十分カバーできると言うことで、便利に使わせてもらっていますということをおっしゃる学校も多々ありました
 一言で表現させていただければ、ずいぶん稼働していました

 もちろん学校によって、あるいは先生個人による温度差はあります
 が、最初にお書きしましたとおり、システムを販売する側の心配は不要となる結果に、こちらサイドの関係者にとってはキツいスケジュールが続いた日程だったのですが、「良かったね」で作業を終わらせることができました
   

    
デモや説明に伺ったときの会話集(Q&A?)
 ご依頼の主体者が、学校現場か、教育委員会(行政サイド)か、あるいは議員さんか等によって、反応はあるいはお話の内容は色々です
 ここでは順不同で、本システムを具体的にご覧になった皆様の反応、特に必要がないというようなご意見に対しては、提案者としての「一言」を付け加えてご説明している様子をご紹介させていただきます
 最初にご紹介しましたとおり、筆者は色々な立場で、学校/地域/行政の方々や子どもたちとの関わりの経験から、日頃の発言の中に、独断と偏見が多少混じっていることはお許し下さい
あちこちに非常ボタンを付ければいい
どうやら、常に無線機を持ち歩くのが負担になるという反応のようです
インターホンと一緒で、余程あちこちに設置しないと、やはりその場まで足を運ばないといけないという点は変わりませんね
緊急ブザーを子どもに持たせたところからの引き合いによると、いたずらが絶えない・・・
毎日どこかでアラーム(緊急ブザー)が鳴る
これではオオカミが来た!!になって逆効果になる・・・と
同じことが起きる予感がします
いや、大人が慌てる姿が、授業が中断されることが、子どもたちにとっておもしろければもっと頻発するかも
携帯電話を常に持っているから
やはり何か持ち歩いているのですね
そんなに携帯電話が便利なのでしょうか? イヤそこまでに洗脳されているのですね
携帯電話が便利なのは遠くの特定の方と、どこからからでもお話をする場合であって、すぐ近くの複数の方に(誰でも良いから近くの人に)助けを呼ぶときにそんなに便利でしょうか?
動いている人を相手にしながら、電話をかける操作ができるのでしょうか?
電話することで、そこにいる相手に、プレッシャーをかけることができるのでしょうか?
いまの状況が、いきなり校内放送から流れると、余程の相手でも怯むはずです
まだどうなるか分からないタイミングであっても、「いまどこそこに、こんなお客様がお見えです」位のアナウンスを校内放送すれば抑止力とすれば十分なはずです
職員は警察でもなんでもないわけですから、そこで危険なことが起きないことをすれば良いと考えます(危険回避/予防)
携帯電話に比べて操作が難しい
最初に携帯電話を手にしたときは、パソコンもそうですがきっと「とまどい」があったはずです
黒電話等固定電話に比べて、機能がいっぱい組み入れられていますよね
それだけ皆様が、携帯電話を使うことに慣れたということで、無線機についてはお慣れになっていないと言うことです
これからお使いいただくものですから、慣れていらっしゃるはずはありません
携帯電話のもつ機能に比べれば、天と地くらいのわずかな機能しかありませんから、お使いになれないはずはありません
慣れていないことより、まず便利に使える機能に注目していただければと思います
インターホンを各教室に設置するから、あるいは既に設置してあるから
校内放送に直接つながるものは、いまのところお目にかかっていません
職員室と話ができれば、あとは職員室で対応してもらえる
意外と悠長なご意見ですね
まずインターホンのところに行かないと話はできませんね
そして、職員室で誰かがとってくれないと全く役に立ちません
また、職員室で出てくれた方が、次の行動をとるという段階をひとつ多く踏むことになります
通常業務においては、このいわばチェック機能が入るメリットがありますが、非常時には果たしてどうでしょう?
地域と連携して子どもの安全を守る対策をとっている
それは大変良いことです
学校は地域の学校であって、学校だけの学校ではありません
ただソフトウェアとハードウェアとは別に考えていただきたいものです
情報の共有のための手段、連絡のための手段と、それらを利用して行動する人の動きとは同じ目的であっても別のものでしょう
もちろん地域で子どもたちの安全確保を目指して活動をしていることによる抑止力効果はあります
が、それはたまたま遠くから来た不審者には分かりません(通じません)
某市の例でも、田舎のそれはそれは純朴な土地柄の地域でも、道路の整備によりどこから人が来るか分からない、現実不審者が出る・・・というお話に、こちらがとまどったくらいです
また、この取り組みをはじめて、県外プレートの車が止まっているから学校から見に行ってくれ・・・こんな電話が地域の人から入るようになって学校としての対応が大変・・・こんな声もお聞きしました
監視カメラを設置し録画している
常に監視画面を見ている人がいない限り、ことが起きた後にしか役に立ちません
また、監視カメラを設置してあるところで必ず問題が生じるという保証はありませんね
緊急通報システムを既に導入している
よくお聞きすれば、ボタン一つで警察に連絡できるシステム(各校1箇所、校長室等に設置)
これは良くできています
ボタン一つで、パトカーに至るまで同時に情報を届けることができ、一番近いところからいち早くはせ参じることができるように考えられています
でも遠くの親戚より近くの他人、ここでは遠くの警察より近くの同僚ですね
ボタン一つで、同時に情報を発信でき、一番近い人(全員かな?)がはせ参じることができるということに関しては、本システムも全く同じことで、警察通報システム同様に便利だという判断をしていただきたいもの
同じ緊急通報でも伝える相手が違います(とういことは使用するレベル/目的が違うと言うことですね、きっと)
また、ボタンのところまで行かないと・・・ということは、インターホンと同じですね 
使いこなせば便利だ
実際に無線機を持ってどこまで飛ぶか・・・・  使い勝手は!?
こんなチェックを自分でしてみる方からは、まず間違いなくこんな評価になります
おもしろいですね
周りからは、オッ今は少年になっている!! 周りから冷やかされます
 何か一つ対応をすれば、それで安心、それで良いんだ
 このようにお聞きしますと、、そのおっしゃる方の安全基準は、学校/子どもの安全対策について、何もしていないと誰かに言われないことが目的、言葉悪いですが自身の保身のようにも聞こえます
 本来の、学校/子どもの安全を守る・・・という大きな目的とは違って聞こえます
 色々考えられる対策を重ねていくことが、より安全を担保します
 できることは、みんなで知恵を出し合ってやっていきましょう・・・  きっと、これが一番の安全対策です

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