テレメトリ波専用受信機 LR−03
 テレメトリ発信器 STD−T99規格専用の受信機です
142.94〜98MHzの5波  LT−01に代表されるMSK方式のIDの識別が可能

 専用受信機を使用する最大のメリットは、追跡のための受信モード(SSB,CW)と、ID解読のための受信モード(FM)の切替や、音量調整の操作が必要ないことです
 すなわち、CHを選択するだけの操作で、発信器のIDを見ながら、すなわち相手を特定した追跡が出来ると言うことです
 また片手での使用を意識し、電波信号の強度も、数値/レベルメータ/音の間隔と多彩に表現することができますので、追跡は間違いなく楽だと思います
 142MHz帯に、そしてテレメトリ電波に特化した受信機ですので、汎用のFM受信機より高感度です!!
動物種別:1 ID:0154 を表示しています
防浸保護等級7規格相当(防浸型)です
     
アンテナ・コネクタはSMA型ですので、BNC型/M型コネクタの外部アンテナをお使いの方は、変換ケーブル(変換コネクタ)が別途必要になります
142MHz帯5波の受信に特化したもので、そのため汎用FM受信機以上の感度が得られ、他所から発せられる他目的電波の影響を受けにくくなっています

IDデコーダを内蔵し、行動域調査に特化した機能を有します
1.IDを目視しながら追跡を可能にします
    汎用オールモード受信機では、受信モードの切替や音量調整が必要ですが、こちらは操作なしで受信できます
電波信号の強度を、数値/レベルメータ/音の間隔と多彩に表現できます
2.特定のIDのみ表示対象にすることが出来ます
3.受信したIDが記録(メモ)できます
  受信レベル、受信IDをシリアルデータで取り出せますが、そのためには別売の通信ケーブルが必要
4.近接した場合に都合の良いアッテネータを内蔵
20/40db
使い勝手の良さから、地域住民の方にお渡しして自身で動物の接近をチェックして対策していただくツールとしても適していると思います
     

リチウムイオン電池パック/充電器を標準でセット
アンテナ・ストラップ・ベルトクリップ
このように、フル・オプションでご提供
受信したIDを記録できたり、不要な動物種別コード/IDをマスクすることも出来ます
また簡易ロガー機能を有します(1秒間隔で最大24時間  ロガー・モードで受信したデータは最大100個まで記録可能)
下段でご紹介のGPSテレメ/GLT−01の発するIDの識別も問題なく出来ます(LD−01では異なる表示をします)
これら、ID受信に適した機能を有した専用受信機です

行動域調査分野(専門的な使い方)だけでなく、獣害対策手段に、住民の方に持っていただいて、使いやすい方向も目指しています 


注:
変調方式の違いでIDの識別が出来ないケースがあります(全ての適法発信器のIDが識別できるわけではありません)
この場合ですが、信号の受信はちゃんとできます
  パンフレット(約347Kバイト

車載使用時用にシガーライタ・ケーブル(別売)

充電を気にせず使える乾電池ケース(別売)
ただし、本電池ケースは、防水ではありません
 LR-03 取扱説明書(1.8Mバイト)

受信感度について
 汎用オールモード受信機を使って、SSB/CWモードで、信号の有無だけを目的に受信感度を比較すれば、こちらのオールモード受信機のほうが勝ります
 ID識別、あるいは選局の容易さからは、ここでご紹介している専用受信機が勝ります(本受信機以外の受信機ではID識別は出来ません)
 汎用受信機のFM(NFM)モードでは、ID送出時(送信時間が長いとき)以外の、短い時間の送信波は、聞こえません(反応しません)
 ピッ・ピッ・ピッ・ビー こんな感じで繰り返して聞こえるところの「ビー」の部分しか聞こえません
 在庫限りで終売(2024.02)
後継機 LR-04発売を予定
高機能化に伴い価格も高額に
繰り返しのお知らせになりますが、アナログパーツの入手難から、在庫限りで終売となります
次期製品として、オールモード受信もできる、すなわち探索用に感度を高く得られる機能も内蔵した受信機 LR-04の用意を進めています

LR-03の終売に伴い、2024年10月以降の発売
LR-04 ¥100,000(税別)
発売開始時には、開発が間に合わないかもしれませんが、GPS送出ID識別/表示にも対応します(この場合、後日アップデート・サービス)
ご覧のようにサイズアップします(大型LCD採用で見やすくなります)
LR-03同様に標準送出ID識別はもちろん、より高感度受信が可能なビートをかけて受信(いわゆるオールモード受信機で行っていた受信方式)にも対応、アッテネータ機能の充実で、より近くでの探索を容易にします

高感度であることは間違いありません、試作機を使ってこちらでもテストをして確認しました
価格と重さ
価格は、過去にあったオールモード受信機と大差はありません、受信感度的には、明らかに勝っています
そのうえID識別ができます
その重さですが、持った感じでちょっと重たい、そんなレベルです
詳しくは、ご照会下さい 

実際の探索スタイルは、このようになります

電波の性質・・・光と同じ直線性(もちろん反射もあります)ですから、複数箇所から電波が強く聞こえる方向を探せば、その線上にある交点あたりに目的の発信器があることになります
相手の行動特性と、ロケーション(電波環境)を理解できれば、1箇所の受信でも、おおよその居場所が分かるようになります
ここでは経験が、ものを言います!
探索には、一般的なスタイルです
強く信号の聞こえる方向を、指向性アンテナを使って探します
ご覧のように、両手がふさがっています

片手でこの動作が出来るように工夫したアンテナもあります


車で移動中にモニタ(監視)したいという場合は、以下のようなマグネット基台付きのアンテナと組み合わせます(エレメント長:約50cm)
おっ、何か聞こえた・・・車を降りて、左写真のように指向性アンテナにつなぎ替えて、電波の聞こえてくる方向・・・すなわち発信器を装着した相手の居場所を探します
谷間を走行中の受信であれば、この短いアンテナが意外と高感度です(打ち上げ角の関係)


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