日新電子工業 SKYELITE 6 SKYMATE 6F 
1960年代後半のCQ誌広告で、南極昭和基地の雪上車と一緒に写した写真を掲載されているのをよく目にした、PANASKY mark6の後継機です
発売は、1970年 あのFT-101と同じです
なにがPANASKY mark6よりバージョンアップしたかといえば、アダプタ(SKYMATE 6F)を用意することでFMにも対応できるようになったことです(AM−FMモード切替SWが、フロントパネルに用意されています)
このアダプタ(SKYMATE 6F)ですが、PANASKY mark6も、改造すれば対応はできそうです

オプションのFMアダプタ SKYMATE 6Fと一緒に
良く見えませんが、マウント・ブラケットをスタンド代わりにしています

本機は、50.0−52.5MHzを連続してカバーする、AM(オプションでFMも)送信出力10Wのトランシーバです
受信は、第1IF:5745KHz  第2IF:455KHz 高1中2のダブルスーパーヘテロダイン方式が採用されています

本体は、真空管10本とトランジスタ5本(主にDC-DC部)、そしてダイオード9本で構成されています
オプションであるFMアダプタ(SKYMATE 6F)は、トランジスタ9本、FET1本、IC1個、ダイオード8本で構成されています

300W 125H 275D 7.9Kg(本体のみ)と、ままコンパクトです
DCケーブルがなく、DC動作の確認はできませんが、定格では13.8V(公称12V)最大8Aとなっています
AC100V運用時にあっては、無変調時最大95VAとなっています
背面の様子です

コネクタ類は、11Pオクタルベースソケットを採用

唯一見える調整VRは、Sメーター感度調整用

ちょうどケーブルの陰になっていますが、車載運用時にバッテリ・グランドが+かーかを選択できるようSWが用意されています
そういえば、カブトムシ・ワーゲンは+接地だった・・・

操作の中心は、このあたり

ダイヤル照明は、ちゃんと考慮されています
ご覧のように、エスカッションの下に照明ランプが用意されています(ナイスです)
写真は、FMモードを選択時の様子です
リアパネル側よりシャーシ上面を見る

リレーは、手前中央に1個だけ
 RF部です

送信終段は、2E26
いわゆるΠマッチです

受信のTOPは、左下に見える6CW4(ニュービスタ)です
真上からシャーシ上面を見る

AMは、6GW8プッシュプルのプレートスクリーン同時変調
シャーシ下(底)面の様子
左上には、TVI対策のLPFが組み込まれています(受信時も有効)
シールドがしてある向こうはオシレータ/VFO部
AM送信時は4逓倍、12.5−13.125MHzをカバーします
フロントパネルにソケットのあるクリスタルは6逓倍、TX-88D等と同じです
受信においては、44.255−46.755MHzとずいぶん高い周波数を発振させることになります
第1IF:5745KHz  第2IF:455KHz のダブルスーパーヘテロダイン方式が採用されています
シャーシ下(底)の様子
上写真の中央左側・・・探せるかな??
長四角の基板
これが、受信信号をFMアダプタに接続するI/F部です
唯一、信号系にトランジスタが使われています
その下にビニルテープに巻かれて見えるクリスタルは、5.745MHzの第1IFから455KHz第2IFに変換するためのものです


SKYMATE 6F

FMアダプタ のフロントパネルです
クリスタルは、呼び出し周波数である51.0MHz・・・8.50MHzのものです

送信は6逓倍、TX-88D等と同じで、このVFOは、8.333−8.750MHzをカバーします
きっと4逓倍では必要なデビエーションが得られない?!
SKYMATE 6F
FMアダプタのリアパネルです
11Pケーブル1本で本体と接続します
SKYMATE 6F
FMアダプタの基板表面です

大きなセメント抵抗は、+B電圧からトランジスタ用に低圧を得るために直列に入っているものです
VFO部には、その先ツェナーダイオードで安定化させてあります
これらは、今風ではありません・・・・
SKYMATE 6F
FMアダプタの基板裏側です

FMは、可変リアクタンス周波数変調です

ほとんど何も手を付けることなく動作しました
通電時ずっと、及びAM送信時にHUM音のレベルが高いのが気になりますが、FM送信時には気になりません・・・
平滑コンデンサの容量抜けなどが想像されます

最後に測定結果(AC100V動作)

送信  AM/FM ともに、現状で約11W

受信
 AM:変調信号のON/OFFで、S/N10dbが得られる入力  0.7μV
    規格である 1μV入力時のS/Nは、16db(規格は10db以上)
 FM:0db入力時 3.5KHzデビエーションON/OFFで、S/N33db(規格は20db以上)
    SQ感度 3.5KHzデビエーション信号 −12dbで開きます

SQ感度は最近の製品には見劣りしますが、感度だけで言えば十分今でも通じそうです
 2022.04   JA4FUQ
無線機歴史博物館に 戻る


週間クールサイトに選ばれました
無線LAN専門サイト
青電舎:担当 堀
   Mailは seiden_atmark_po.harenet.ne.jp
              (お手数ですが、_atmark_を @ に直して下さい)
      お電話では、(086)275−5000 
      FAXは、0120−545000
      〒703−8207 岡山県岡山市中区祇園433−6