Frontier electric  Super600GTB
フロンティア・エレクトリックより発売された、ハイブリッド構成のトランシーバです
フロンティア・エレクトリックでは、他にもリニア・アンプや八木アンテナなど、DXerには喉から手が出るくらい欲しいものを販売していましたが、いつの間にか廃業なさっています
お話を本機に戻して、
先にSuper600GTAというモデルを発売しており、本機はその改良モデルです
多分ですが、1969年ごろの発売です

当時、真空管のほうが得意(性能が良い)であろうと考えられていた、送信はMix段以降、受信はMix段までが真空管の採用、そのほかは半導体の採用です

3.5〜28MHz帯をカバー AM(受信のみ)、SSB、CWに対応
28MHz帯は、3バンド分割でフル・カバーします
サイズは、350W 200H 350D
価格は、¥99,800だったような気がします

この後、Digtal500Dという、表示にニキシー菅を採用した国内で最初のデジタル表示搭載モデルを発売
その後の、NEC CQ-210 YAESU FT-501 などに関係しそうです

同世代のリニアアンプ Super3000LA と一緒に
リアパネルです
シンプルというか・・・
本機の構成
真空管6球(100Wモデル)、28Tr、4FET、2ICで構成され、HF5バンドをカバー 電源一体型です
IF:9MHzの、プリミックス方式を採用
このため、USB/LSBが、3.5MHz帯と14MHz帯は、他のバンドと逆になります
(3.5MHz帯/14MHz帯、いずれもヘテロダイン用のクリスタルを使用していません)

真空管の使い方については、NEC CQ-210 のページを参照してください
ここに記している Digtal500 と近似です
送信出力に関係している部分
ドライバ 6BQ5 → 12BY7A  ファイナル 6KD6x2 → 6146Bx2 以外、同じです

送信と受信のモードSWが別にあります
AMについては、受信は可能ですが、送信はできません

受信ANTコイルは、送信ドライバ出力コイルを兼用
受信RFコイルは、送信Mix出力コイルを兼用です
スペックでは、14MHz帯にて、入力1μVで、S/N10dbとなっています

VFOは、4.9〜5.5MHz FET2本の採用です
固定CHも2波内蔵可能で、補正可能なVXOとしてあります(RITツマミ兼用)

メインダイヤルは、1回転25KHzで、1KHz直読となっています

送信終段は、6146BまたはS2001 2本 πマッチの採用と、オーソドックス

100KHzマーカー、VOX、CWサイドトーン、ノイズリミッタなど一般的な付加回路のほとんどが内臓されています
その後の標準となるような、当時最新の設計というか特徴を持ったトランシーバということになりそうです

※Super3000LA
6KD6 x5のABクラス動作のGKアンプで、この後、Super3500LAというモデルが発売になったと思います
余談ながら、TRIO TL-911 が同じというか、TL-911は、フロンティアのOEM? 
シャーシ上面を真上から写したもの
電源内蔵の一体型です
シャーシ上面
フロント側からリア側を写したもの
中央のVRは、終段のアイドリング電流調整用
手前のシールドされている部分はVFO
シャーシ上部
リア側からフロントパネル側を写したもの
SSBフィルタの横にCWフィルタが入りそう・・・
真空管は、中央下にかけて見える4本と、パンチングメタルのシールドケースの中の終段管2本
シャーシ底面
前からリアパネル側を写したもの
シールド部は、ファイナル部の下
見えているVCは、ロードVC
タイトのカップリングでつないであるのは、RF/ドライブ回路の同調VC
シャーシ底面
後ろからフロントパネル側を写したもの
メイン・ダイヤル駆動は、メカニカル・ギアです
RITツマミの奥です
本来のRITは、右のVR
途中のVCは、固定CHクリスタルのVXO用です
とても上手く作ってあります
終段のシールドに「ひさし」があります
「ひさし」があったのは、終段入力部が写真のように露出されていたためです
このように、終段管は縦に2本収納されています
本機に採用の球は、S2001
プレートVCの上に見える小容量のVCは、中和用
モード切替SWは、2個
真ん中上のSWが、受信モード切替
その下が、送信モード切替です

80・20mバンドにあっては、LSBとUSBが逆になるという表示が用意されています
続く・・・・
     2023.10  JA4FUQ

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