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4/13//2009  思うこと

ビューティフルコード

■ 「Ruby」という言葉があります。
このサイトで主な話題としている「日本画」や「アート」に何らかの形で関係する方でなおかつRubyも知っているという方は、おそらくとても希な存在だと思われます。
今日はこの「Ruby」というスクリプト言語を作られた方の講演を紹介する記事を読んで思ったことを備忘録もかねて。
 
※ビューティフルコード「ソフトウェアは工業製品ではない」、Rubyのまつもと氏が講演
@IT 記事へのリンク
http://www.atmarkit.co.jp/news/200904/10/matz.html

このサイトで先日来「基礎」を学ぶとはどういうことかということを考えたり、書いたりしています。基礎を学ぶ具体的な作業として「真似る」という単純な方法を選択することを提案していたりするわけですが、この記事の中で「プログラミングを学ぶ時」といったことに触れた部分がありました。

Rubyの生みの親まつもとゆきひろ氏が「ビューティフルコード」と題して行った講演だったそうですが、まさしくと思うところの多い記事でした。

「コードは読み物」という表現の中に、現在美術教育の中でテーマとしてある「鑑賞教育」が対応するのではといったことを思いついたり、独自の美しさの定義表現なども興味深く、考えながら読ませてもらいました。

仕様をただ満たすプログラム
仕様を満たし、なおかつ美しいプログラム。

絵をどのように真似られるか?
ふと繋がるテーマがここにもあるのではと思った次第です。

プログラムとして「動く」ものが作れているかどうかの評価、そして美しいかどうかの評価。「美しさ」の定義を”パワーの美”と定義してみせるあたりも興味深いところです。

「理解に基づいたコード」とプロジェクタにありました。

理解に基づいた「線」なんてことを思うのでした。