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3/4//2018  材料技法

胡粉にこだわったワークショップ 加子浦歴史文化館

■ 備前市日生の加子浦歴史文化館で胡粉にこだわったワークショップを行ってきました(3月3日午後「胡粉で絵を描こう」)。昔々、大学生だった頃、できる限り海沿いの路を通って東京まで!なんてことをしたおり通った路の記憶、港の地形。当時と一番違ったのは、その賑わいでした。土曜日!、大勢の観光客の姿。

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備前市日生といえば、”かきおこ”。名産の牡蠣を使ったお好み焼きで有名です。こちらの加子浦歴史文化館の学芸員の方から、特産の牡蠣に関する展示の一環として、牡蠣の利用方法の一つ、胡粉を紹介したいとワークショップ依頼を受けました。

私自身も「日本画」を考える上で、「胡粉」は大変重要な要素と思っていたこともあり、学芸員さんからのアイデアの一つ、手作り胡粉作りに心が動いたのです。

牡蠣殻を粉砕して、水簸の技法で精製して作る。

産地ですから、まず原材料のカキ殻はきっとたくさんあるに違いない。いかに牡蠣殻を粉砕する事ができるか?
見るからに牡蠣殻は硬そうです。初期の胡粉は、貝塚などに見られる風化した貝を原材料にしたという話を何処かで読んでいた?もしくは聞いていたこともあり、そこがチェックポイント。

やはり硬い!のです。胡粉の原材料としては、5年程度、自然乾燥し、風化してきたものを使うのだとか。学芸員の方とも相談の上、今回は作ることは諦めました(5年後にリベンジという話もありますが・・・)。

 
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加子浦歴史文化館のエントランス、立派な施設です。日生港の観光施設のちょっと奥まったところにあります。開催日は土曜日!、「お昼を近所で食べて向かいます」という私の言葉に「混みますから、何処か別のところで食べてきたほうが・・・」の学芸員さんのアドバイス、エリアに近づくとまさしくの状況、結構待たねばならない行列が存在しました。

ちなみにこの画像、あえて見えないように撮影していますが、左画面外にある駐車場は満杯、その前の屋外飲食スペースはお客でごった返し、その前の道路は駐車場に入れない車がならんでいるという状況でした(そのわりにこのエントランスが静かなのは何故・・・と、いうツッコミはありますが・・・人が映らないタイミングをねらっての撮影です^^;)

 
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文化関係の展示施設、事務所もこちらにあります。
牡蠣に関する展示の他に地域の画家の紹介など行われていました。

 
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お隣の資料館、ワークショップはこちらで行いました。冒頭ワークショップ画像は、この建物右側、エントランスを入ったところで行いました。

今回、胡粉を製造することは断念しましたが、胡粉の絵具としての使い方にこだわったワークショップにしました。膠のこと、水のこと、身体に関すること、時間、はたして参加者の皆さん、楽しい時間となっていれば幸いです。ありがとうございました。

 
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画像は、加子浦歴史文化館エントランス登り口の反対側風景。

牡蠣殻・・・・・えッ?????。これは、ホタテです。

カキ養殖の勘所、ホタテの殻を使って牡蠣の産卵、生育はこのホタテに着くことで行われるのだったのです。初めて知りました。

 
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最後は近所にある BIZEN中南米美術館の展示品から一枚。我が家から備前方面、なかなかこういう機会でもないと来れないところです。本当に久々に訪れました。館名も最初に来た時とは違う名前です。展示も変わっていました。こちらについては、画像ブログで紹介。