森山知己ロゴ
12/30//2019  材料技法

鏡の松制作 その1

■ 天神山で進む山陽放送新社屋建設は、ここのところなんだか速度を増したように見えます。このビルの一階には多目的ホールが予定されており、中に能舞台が作られる予定です。日本の伝統文化の継承と紹介も今回の建物の目的の一つと聞いています。この能舞台に組み込まれる「鏡の松」「若竹」の制作を開始しました。

bin123001.jpg

建築現場

後ろに見えるのは
岡山県立美術館

 
bin123002.jpg

天神山文化プラザ入口付近の坂道から撮影
下り坂にかかっておりこちらから見た様子はかなり高さを感じます。

工事に携わる企業体の旗

 
bin123003.jpg

能舞台の建築を担当する丸尾組さんの工場
鏡板の木取り仮組みができたところ(7月)

 
bin123004.jpg

工場で見るとそれほど大きく見えませんが・・・

 
bin123005.jpg

我が家アトリエに運び込まれた材料です。
高さ約270cm

 
bin123006.jpg

ドーサ引きの作業を 表>裏>表
の順番で行いました。

 
bin123007.jpg

板裏には隙間を作らない工夫があります。

 
bin123008.jpg

途中、大工さんがアトリエに来られての現場作業もありました。

 
bin123009.jpg

ドーサ液の濃度
今回はデータも残しています。

 
bin123010.jpg

幅約3間 
アトリエのサイズとぴったり。

木材の原寸に合わせて下図の変更などを行い
制作に入ります。

絵の完成は2020年7月頃の予定、その後現地組み込み、10月にはこけら落としの予定です。放送局自体の本格運用は再来年、2021年だそうです。