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2/1//2020  材料技法

虎のミステリー

■ 某所で虎の屏風を拝見しました。筆の運び、毛描きもなかなか、本金も使われています。この堂々とした描きっぷりは、何処かの大きなお寺、もしくはお城にあったものかもしれません。でも!、なんだか変です。
 
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体の模様、虎と豹が混じっているようにも見えます。もっとも豹が虎の雌と考えられていた事もあったとか。それよりも中央部のつながりがなんだか変です。
中断上部に見える横線は擦れた跡。胡粉も後から手を入れた部分もありそうです。左右の端を注意深く見ていくとなんだか襖の引手の穴を塞いだところもあるようです。
 

 
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もともとは、襖として描かれたもので、何らかの経緯があって、状態の良いそのうちの二枚を繋がるように再構成して2曲屏風として作り、補彩を施したのではないか?。
もちろん、虎は当初何頭も描かれていた襖、4枚以上あったかもしれません。

 
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なかなかの描きぶりです。さて、真相はどうなのか?