展覧会案内・感想

2015年03月29日

 川合玉堂展 奥田元宋・小由女美術館開館10周年記念
奥田元宋・小由女美術館開館10周年記念 川合玉堂展 リーフレット表

奥田元宋・小由女美術館開館10周年記念 川合玉堂展 リーフレット表
 広島県三次市にある奥田元宋・小由女美術館で開館10周年記念 川合玉堂展が開かれます。2015年4月21日(火)〜6月7日(日)開館時間 9:30〜17:00 5月4日(月・祝)、6月3日(水)は、満月のため午後9時まで開館 入館は閉館30分前まで 会期中の休館日 5月13日(水)

 折に触れ「日本画ってなぁに?」と問を発して、実際に描きながら捜すことを続けてきた私ですが、2009年、縁あって手にすることになった川合玉堂著「日本画實習法」(東京 二松堂蔵版 昭和2年(1927年))は、それまでの私の試みを整理し、一貫した流れとしてこの国の絵画技法の姿を捉える良い指針となってくれました。紹介されている例、作業など、日本画を学ぶこと、ひいては美術教育の存在の意味など考えさせてもらうよい出会いになったのです。

 もちろん、川合玉堂の描いた絵は日本画を学び始めたころより知っていましたし、気になる存在でした。図版で見た「彩雨 1940年」に見る雨の情景、湿気を含んだ空気感が響いたのです。当時、気になり手に入れた画集は、<アサヒグラフ別冊美術特集・日本画編58 1989年2月 川合玉堂>でした。

 改めて画集を見直すと、「彩雨」はもちろんですが、1933年の「暮雪」、1935年の「峯の夕」、1943年の「山雨一過」、1955年の「秋晴」など、それぞれの表現に惹かれて部分的にでは有りましたが試して描いたことを思い出します。「運筆」・「筆」のことなど、私が「日本画」を捜すうえで具体的な言葉、考え方に大きな手がかりを与えてくれた存在なのです。また描く対象、「自然」との関係、見つめる姿勢も同様です。

 再び縁あって、ワークショップでお手伝い、参加させていただくことになりました。

 「玉堂に倣う」(玉堂絵画を追体験!)
場所:三次市・奥田元宋・小由女美術館
日時:5月2日(土)午後1時〜4時+5月3日(日・祝)午前10時〜正午
※※ 2日間連続の講座です!! ※※
問い合わせ・申し込みは、美術館までTel:0824−65−0010

 二日に渡って作業が継続・計画出来る特別なワークショップです。教育者としての玉堂、まとめた「日本画實習法」、なにかしら素敵な出会いとなるようなワークショップをと思案中です。

 ※このサイト内、川合玉堂著「日本画實習法」(東京 二松堂蔵版 昭和2年(1927年))要約と解説まとめ