新たな今風の電話システム
SIPサーバを中心に、システム全体をワイヤレス化
VoIP IP-Phoneシステム
VoIP技術も随分と普及してきました
一般に事業所の情報システムといえば、電話とインターネット接続環境がベースです
昨今のこと、「ひかり電話」が引かれて入るケースがほとんどでしょう
安価なSIPサーバを内蔵したブロードバンドルータを頭にして構成したシステムを導入しましたので具体的にご紹介させていただきます

自在性が高くそれも高機能、設定も含め、運用に自信がつきましたので?小規模事業所さま向けに、このSR-8000Vを核としたIP電話システムの拡販に努めたいと思います(自社での運用は、デモを兼ねていますので、実際の稼働状況を確認なさりたい方は、営業時間内いつでもお見えください)
今回更新したIP電話・ネットワークシステムの全容を絵に描いてみました
5年間お世話になったSR-7100VNから大きく変わったのは、IPフォンアプリIP200APPに対応させたことと、子機IP200HにSIMを入れて内線子機として外でも使えることで、その他は機能として変化はありません
IP電話システムの拡販に際し、自社での運用がデモとしてSR-8000Vの持つ機能全てを使って見せることも狙いの一つです
これだけのシステムが装置ひとつで実現できる…一昔前では考えられません
スペックも大きくなり、無線機150台、内線電話機150台の接続は問題ないようです
Webサーバシステムは、接続ルートからして全く別に構築しています
この2つのネットワーク間の接続はありませんので、外からの攻撃に対しては安全です

旧技適のPHSシステムは、電波法の規定により令和4年12月より使用が出来なくなります
従来のワイヤレス電話子機・・・ビジネスホンの場合、PHSを利用したものが多く、現用の多くのものが、この電波法改正の対象になるものと思います(当社使用のものもそうでした)
そんなタイミングを直近に控え、システム更新を安価に、かつ使いやすいものに・・・という観点から、最新の技術を取り入れることにチャレンジしました
自分の手で出来るシステム構築を、です
ビジネスホンはそうはいきませんし、お値段も高額です
回線数、子機数が多い大きな事業所には向きませんが、回線数2〜4本、子機数20台くらいまで(仕様上は100台まで)のシステムであれば十分対応できそうに思います
 
以下が、2020年から5年間お世話になったSR-7100VNを使った当社での構築例です
別の建物間は、有線LANで結んでいますが、離れた先を無線LAN/ブリッジで結ぶ手も当然あります
ご覧のように、冗談のように多種多様なものがつながっております
農業実験ハウスの様子・・・データ・映像は、スマホでもってどこからでもチェックできます(携帯網/Wi-Fi)


無線LANは、とりあえず2.4G一本で構成しています
IP200Hの通話品質の低下(スループットの低下)が見られたら、メーカー・イメージ提案のように、ノートPC系を5Gに移行しようと思っています
建物としては、離れた2棟があり、また実験用農業ハウスにも、サイドカーテン開閉自動制御や、IPカメラの設置も行っていますので、アクセスポイントは2台追加して使用します
この仕組みの中に、Webサーバの設置も可能ですが、当社ではWeb系は、まったく別構成としています
基幹システムとWeb系システムを分けることが、素人?ネットワーク構築では一番無難との判断です・・・コストはかかりますが、安全面を最優先です
 当社の構成例(2025.05現在)

SIPサーバ   SR-7100VN     1台  ルーター・無線LANアクセスポイント
   
新製品
      2025.05入れ替え
    SR-8000V       SR-7100VNIP1000C です
AP機能は省かれました
IP固定電話機   KX-HDV130     2台  Panasonic IP電話機
    VP-2100    1台   トランシーバ機能が使えます
モバイルIPフォン IP200H  4台 SIM内蔵可能(1台にSIM装着)
無線IPインターコム   IP200PG    1台   SIM内蔵可能
事務所入り口に設置しました
    IP200APP    1台   スマホを内線子機に
Wi-Fiトランシーバ   IP100H    2台  
無線LAN
   アクセスポイント
  AP95M    3台   事務所/別棟1/別棟2 屋内用
    AP-510W    1台   農業用実験ハウスに向けた屋外用
    AP-9500       VPN接続先に
IPカメラ   VE-CAM10    4台   農業用園地、ハウス内撮影用
NVR   IN-T0104S2    1台   上記カメラ用 ビデオレコーダー
PC、サーバ
ストレージ、プリンタ
          社内情報システム
FAXサーバ   CimFAX    1台   受信専用  FAX用に都合2回線
FAX    複合機    1台   送信専用  MF-7430D 

  ※同じネットワーク上で、監視カメラ映像系がもう1系統と、農業用ビニルハウス関係システム
   (サイドカーテン開閉自動制御スマートな農業を目指す営農支援システム)が稼働しています

今となっては、旧となったSR-7100VNを中心に置いたシステム
別の場所にある事務所とはVPNで結んで
先のご紹介の農業用ハウスを含めたシステムにVPNルートを増設したというのが正しいのですが、絵が複雑になるので大まかに描いたものを別に用意しました
離れた別の場所から、事務所のPCにリモートデスクトップ接続、サーバアクセスなど事務所のルートを使ったインターネット接続を行うことが出来ます
SR-7100VN 〜 AP-9500間は、IPsecトンネルで結んだ形になっています
目指した形が、ここにきてやっと実現できました

量産のために一部屋を用意しました 無線IPインターコムは、結局事務所入り口に
ここにもカメラ映像とIP電話子機を配置
ノートPCを持ち込めば、事務所と同じことが出来ます
デモに使っていたものを実用に仕向けました
ドアは開いているが人が見当たらない状態から前進
入口にこのインターコムIP200PGを設置しているのを見て、セキュリティの強化ですか?って尋ねられた方がありました 
不応答転送機能を使って、一定時間以上コールしても応答がない場合、携帯電話につながるようセットしました
お散歩中に配達があっても、対処できます!

事務所、別棟1、別棟2、自宅事務所をほぼ同じネットワーク環境で結ぶことが出来ました
この仕組みの中に、農業実験ハウスが組み込まれています 

 2023.03


IP200H と IP200PG

 SR-7100VN
新製品:SR-8000V
SR-7100VN + IP1000C です
コスパの向上 & 設定の容易化
無線LANトランシーバコントローラ IP1000Cを追加したことで、少人数で離れた場所をウロウロしていることの多い当社では、非常に使い勝手が良くなりました
内線番号を気にせず呼び出せる、全員に同時に呼びかける、伝えることが容易に行えるようになりました
IP200H左サイドにPTTスイッチ(送信切り替えスイッチ)が付いており、このスイッチを押して話すだけです
スピーカーを実用的な音量で鳴らせる・・・IP200Hは、昨今の電話機に比べ多少大きく重いですが、このメリットのほうが大きいと良いほうに考えましょう
無線IPインターコム IP200PGについては、まだ設定情報(アプリ)が手元に来ません
当初の使用目的は、実験用ビニルハウス入口への設置ですが、使い勝手が良ければ、事務所入り口にも追加で設置を考えています
別棟から映像で事務所入り口の様子は見えますので、ここにインターコムがあれば、事務所に人がいなくても一通りの対応ができる・・・など妄想しています

ついぞワルノリをして、Wi-Fiトランシーバ IP100Hも今回のシステムに組み入れてしまいました
さすがにトランシーバでは、受信時に大音量が得られます
Wi-Fiトランシーバのデモ用にAP、コントローラ各1台に、トランシーバ3台をセットにして持っていることを思い出しました!?
そのうちの2台を設定変更して組み入れてみました
電話親機、電話子機、トランシーバと、3スタイルを組み合わせた連絡システムが出来上がったことになります
トランシーバ(約200g)を持つと、電話子機(IP200H)が軽く感じられます

IP200PGの設定アプリを入手
いわゆるインターホン的な使い方を設定してみました
スピーカー・・・大音量が出せます
歪むことなく、大音量です
ページングスピーカーの用意は不要と判断しました
完全防水ではないので、屋外使用においては設置の工夫は必要です
あと注意点は、『通話』というボタンの扱い方
本当にチョイ押しでなければ思う動作(呼出)をしてくれません
トランシーバ機能を組み入れた場合は、送話時には押しっぱなしが必要で、そういう意味では『通話』というボタン表示は正しいのですが・・・
当初、思い通りに動かない原因に悩まされました!
ドアホン IP200PGを内線代表に組み入れ、不応答転送を設定すれば、不在時に通話(呼出)ボタンを押された場合、あらかじめ設定した転送先の携帯電話で応答(会話)することができます

VP-2100
多機能卓上型IPフォン
最も特徴的な機能として「PTTボタン」の装着があります
このボタンを押すことで、全ての端末に対して一斉の呼び出しが可能になります
緊急時のみならず、日ごろの運用であっても、誰が内線何番の端末を持っているなど考えることも不要で、まただれか手の空いている人に電話対応をお願いしたいケースでも極めて容易に対応できます

IP210H
堅牢性に優れた機種も用意されました
業務用無線機イメージで、アンテナも外に出してあるので内蔵型に比べ飛距離も期待できます
IP200Hでは、頑強さに欠けるという現場でのニーズにお応えしたものです
AP配下のみならず、SIMを内蔵すれば、LTE配下での使用もできます
もちろん、トランシーバー同様に、いざというときはPTTボタン一つで同報発報が可能です(トランシーバ機能)


週間クールサイトに選ばれました
無線LAN専門サイト
青電舎:担当 堀
   Mailは seiden_atmark_po.harenet.ne.jp
           (お手数ですが、_atmark_を @ に直して下さい)
      お電話では、(086)275−5000 
      FAXは、0120−545000
      〒703−8207 岡山県岡山市中区祇園433−6