YAESU FLDX2000

写真ご予定地

八重洲無線が、大きく市場を伸ばした400ライン(FLDX400FRDX400)のラインアップに準備されたリニアアンプです
先代の、FL-100/200B、FR-100Bラインの時代にあったFL-1000の後継機です
6KD6 4本パラのGGアンプで、入力1.2KwPEPというもの
80mバンドから10mバンドまで、5バンドに対応
FL-1000の6JS6 4本パラに比べ大きく電力を増加させました
TV水平出力管を使用した後継に、FL2500という6KD6を5本パラにし電圧を上げ、入力2KwPEPとした製品が登場しました
こちらは160mバンドにも対応しました
TV水平出力管から送信管572Bパラに変更したFL-2000B、FT-101シリーズの登場により、FL-2100/B/Zも登場します

シャーシ上面

この頃は、ケースに開閉する上蓋はなく、電源入力の変更が端子接続で行えるようにはなっていません
電源トランス一次側の配線を直接変更、です
古いマシンですから、まず高圧部の電解コンデンサの様子のチェックから

非常に綺麗というか、劣化の様子がありません
その電解コンデンサですが、絶縁がテープで強化してあります
右側ほど高圧がかかる様子が、一目で想像できます
シャーシ上面
RF部のシールドを取り外して写したもの
6KD6 4本が横向きに取り付けられており、その下からファンで扇ぐ形です
RF部入力側です
同調回路の用意はなく、まさしく「べたコン」のGGアンプです
シャーシ底面です
中央のコイル状のものは、ヒータチョークです
アンテナ切替リレー部
上写真の右下部分のアップです

左上のシールドカバーの中身は、SWR検出部
右の空芯コイルは、入力のLPFを構成するもの
リレーの真ん中にシールド板が立ててあります
これはオリジナルではなさそうですが、入出力をひとつのリレーで切り替えている不安が、そうさせたものと思われます
使用感の少ない、それも非常に保存状態の良いモノが手に入りました
2025.08    JA4FUQ 

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