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3.5〜28MHz帯をカバーするアマチュア無線専用受信機です
極めて標準的な、高一中二(455KHzではなく、高いIF周波数)の受信機です |
1968年頃の製品です
3.5MHz帯〜28MHz帯 HF5バンドをカバーする、7球構成(整流管1本を含む)のアマチュア無線専用レシーバです
中間周波数は、1680KHzを採用した、高1中2のシングルコンバージョン方式で、AM、CW/SSBに対応します
まだプロダクト検波の採用はありません、IF最終段にBFO信号を絡ませる(1本の複合管の中で!)イメージです
それでも、3KHz(−6db) 9KHz(−40db)の2クリスタル構成ラティスフィルタが採用してあります
電源は内臓で、整流管(6X4)が採用されています
当時としては、標準的な受信機かと思います 参考 Hallicrafters SX-140 |
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同じ時代にあった送信機 DX-60Bです
VFOと一緒にご紹介しています
1960年代 HR−10Bとのセットで、ノービスクラス向けの中心的存在だったような気がします
余談ですが、この先代は、HR-10と、DX-60という組み合わせでした(1961年発売 見た目では、ほぼ同じに見えます) |
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シャーシ上面を後ろから写しています
左下にシャーシに乗っかって見えるのは、オプションの100KHzマーカーユニット(HRA-10-1)です
US8Pソケットに刺さっています
HW-12/22/32シリーズにも対応したように思います
中央下に見える2つのクリスタルは、ラティスフィルタを構成するものです |
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シャーシ底面
極めてシンプルなシャーシ上のレイアウトです
劣化の進んだコンデンサは、交換してあります
これくらいのスペース、部品数であればキット組立は楽しめる範囲でできますね |
イメージ混信に強く、安定度を少しでも良くするために、ハイフレの中間周波数を採用、選択度はきちんしたフィルタを使って稼ぐ、このような設計思想でしょう
SSB受信は、いわばオマケに近いと思われます
この時代は、SSB黎明期、ましてノービス・クラスには、HFのPhoneは許可されていません
OMたちのSSB-QSOも受信できるという位置づけだろうと思います
QSOを聞いて、上級を目指す・・・そんなユーザーの空気を感じます |
BAND(MHz) |
AM
30% 1KHz 変調ON/OFFで
S/N10dbが得られる信号強度 |
ビート受信(CW/SSB)
RF信号のON/OFFで S/N10dbが得られる信号強度 |
3.5 |
μV |
μV |
7 |
μV |
μV |
14 |
μV |
μV |
21 |
μV |
μV |
28 |
μV |
μV |
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BCラジオにコンバータを使ってHFを受信するというここまでにあった流れを、どこか受け継いでいるように思います
Hallicraftersでは、中間周波数は1650KHz、本機は1680KHzです
余談ですが、DELICAでは、プラグ・イン・コンバータの出力は、1500KHz(当時の表記では、1.5Mc)でした |