Hallicrafters HT-44 | |||
ハリクラフターズ社 HT-44 80〜10m AM/CW/SSB アマチュアバンド専用送信機です 相方の受信機SX-117と、見間違いそうです 左右対称のパネル・デザイン・・・USで好まれるようで、一目でUS製品と分かります SX-117という受信機の相方として発売されたものです 1962年の発売、当時$379.5 という情報があります |
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本機の構成 受信機SX-117の相方送信機として発売されたものです 高価なフィルターは使用せずPSN方式を採用 1650KHzのキャリアを採用、VFOとMixして、6.0−6.5MHzのIFに ここからヘテロダインクリスタルとMixして、3.5〜28MHz帯に変換 終段は、6DQ5パラで、SSB/CWにおいて入力200Wとなっています(出力100W PEP) AMについては、25〜35W出力とされています AMは、DSB(ダブルサイドバンド)です 周波数関係については、 2ndIFまでの受信機SX-117と同じで、共通Parts、Assyが多く採用されています 構造も、同じ・・・見た目も ということで、受信機SX-117と重複する内容については、ここでは省略します |
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電源の用意が出来ていないので、実稼働のレポートはできません 実稼働の様子については、電源の用意が出来た後とさせていただきます(いつになる?) 純正として、PS-150-120というスピーカー内蔵の外部電源の用意がありました 使用されている電源コネクタは、よく目にする12P角型ジョンソンコネクタなので、予備のあるFP-200あたりを活用しようかと思っています |
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リアパネルです トランシーブに必要な入力(ヘテロダインOSC、VFO)に加え、ヘテロダインOSCを受信機、自分自身のどちらを使うかの切替SWもあります リニアアンプ接続に必要な信号線 外部電源接続コネクタなど配されています RF出力は、RCAレセプタクル、Collins等と同じで、ほぼほぼリニアアンプを接続した運用が想定されているようです この時代では普通ですが、ANT送受切替リレーは、外部に用意が必要です(参考回路が取説にある) |
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ケースから取り出し、全体を上から写しました ヘテロダイン(バンド)用クリスタルは、デフォルトの状態 3.5−21MHz帯、28.5−29.0MHzの5個の実装です 受信機SX-117と同じ構成です VFO用VC ステーター1枚だけのVCの採用です IF(6.0−6.5MHz)の調整VCは、省略されています |
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ケースから取り出したシャーシ上面をリア側から写したもの 硬質アルミシャーシの採用で、錆も生ぜず非常に綺麗です 鉄シャーシが普通の国産品とは、一線を画します フィルター方式に比べ、真空管の数が多くなっています(PSNジェネレータ用) 電源部が外部のため、レイアウトはゆったりして見えます アルミケースと相まって軽量です(約7.2Kg) |
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終段部 シールド蓋を外して写しています 6DQ5は、背が高いので、少し沈めてあります タンクコイルがシャーシ下に置かれているため、他に何も写っていません Load調整VCも省略してあります(固定Cをバンドごとに切り替え) ファイナル調整は、プレート側VC(バーニア式減速機構あり)のみということになります |
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シャーシ下側、ファイナル部の底面です タンクコイルと、各バンドごとに用意された負荷(Load)側のCが見えます 背の高い6DQ5は、このようにしてシャーシ下に取り付けられています |
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シャーシ下側、全容です | |||
受信機SX-117には無かった、下パネル(底板)の取り外しができる構造になっています 底板が取り外せる方が、都合の良いシーンがあるのでしょう |
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