| INOUE ICOM IC-210 |
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井上電機製作所(現ICOM)より発売になった、144MHz帯10WのFMトランシーバです
1973年に発売されたもの
同じデザインで、50MHz帯の IC-71 がありますが、こちらはAMとFM、そしてオプションでCWです
少々先輩で、1970年の発売だったと思います |
当時、モバイル運用中心の144MHz帯にあって、固定機というものはほとんどなく、ひとつ上のランクであると認識されていたように思います
アマチュア無線業界への参入が、VHFスタートという井上電機製作所ならではの商品ラインアップと言えるかもしれません
TRIO、YAESUという当時の2巨頭は、HF帯主体で競ったビジネスを展開していました
一応の動作品というものを入手
確かに基本動作はしていましたが、SW関係の接触不良はクリーニング、IF〜メーター関係は再調整しました
かなりの数の半固定抵抗は交換され、電解コンデンサもブロックコンデンサを中心に交換され、TRもソケットが用意された部分がありました
電源も自作されたものが取り付いていました
歳には勝てない状態にあったということかと思います |
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下蓋を外して写しました
電源ユニット、IC-3PUを差し込んでいます
黒のブロックコンデンサは、前オーナーの手で交換されたもの
中央の四角いアルミボックスは、VFO部 |
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シャーシ底面のアップです
電源ユニットは、引き抜いています
電源ラインを切り替えるアクチュエータ付きのマイクロSWが側面に2個見えます
ヒューズホルダは、DC12Vラインに入ったもの
真ん中の四角なアルミBOXは、VFO部です
IC-71 と同じ構造のもので、大きく早送りで周波数が動き、戻して細かく周波数が変化する独特のダイヤル機構です
内臓スピーカーの接続は、一般的なφ3.5のイヤホンジャックを採用、オリジナルかどうかは?
上に見える小さな基板は、RITユニットです |
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ケース上蓋を外して写しました
電源ユニットは外しています
この頃の製品で多用された、部位ごとにユニット化されたもので構成されています
写真上から、
固定チャンネル・マーカーユニット
送受AFユニット
IFユニット
受信RFユニット( IC-201と同じものかも?)
です |
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ケースサイド部
写真上から
PDユニット
VCOユニット
MIXユニット
送信ヤンガーステージ
このように、ユニット化した基板を並べる方法が多く採用された時期の製品です |
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もう一方のサイド部
LOユニット
輸出用に146、147MHz帯対応のバンド・クリスタル空きソケットが見えます
送信の変調部(デビエーション切替ジャンパ部あり)
受信センターメータ、Sメータの調整(アンプ)部
送受電圧ラインの制御部など
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リアパネルです
オール・モード機 IC-201 と比べて、終段ヒートシンクは大きなものが取り付けられています
このヒートシンクにトランジスタが取り付けられています
FM連続送信ですから、発熱は大きい・・・ 電源ユニットは、IC-3PUです |
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お決まりのスペックチェックです
送信パワー
144.0〜146.0MHzの範囲で、11〜12W IC-3PU使用時
受信感度
FM 0.4μV入力時 1KHz3.5KHzデビエーション ON/OFFで、S/N20db(スペックは、0.5μV)
と、いずれもスペックはクリアしています |
| 2025.11 JA4FUQ |
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