美術館に行ってみませんか?
美術館の紹介といいながら、まずは、ガラス作品?から。岡山ならではの工芸作家の方々と、グループ展を企画していただき、参加させていただくようになってかなりの時間が過ぎました。お話しさせていただく時々を通じて、工芸に携わる方々ならではのものの見方、発見などお教えいただくことが多く、感謝するばかりです。そのメンバーの中でも「倉敷ガラス」の創始者である小谷眞三さんは最年長、作品はもとより、制作の姿、人柄ともに素敵な先輩です。
大原美術館からほど近い場所。倉敷民藝館では企画展「吹きガラスの流れー今昔ー」が9月27日まで行われています。つい先日、この近くで火事騒ぎがあり、放水の影響を受け臨時休館というニュースがありましたが、この土曜日には通常開館していたようで、なによりでした。京都からのお客様の希望から、共に訪問、期せずして企画展として小谷眞三さんの作品が沢山飾られていたのです。建物も雰囲気が有り。外から見る以上に、中に入るとなにかしら感じる事が出来る美術館です。
小谷眞三さんつながりで?鳥取県、鳥取民藝美術館では8月16日まで特別展「倉敷ガラス 小谷眞三自選展」が開かれています。岡山で仲間に入れていただいたグループ展の皆さん、小谷先生ご本人と一緒に訪問しました。会場で、「民藝としてのガラスのありかた(作り方・気の使いどころ)」についてお聞きしたことが印象深かったです。丈夫で頑丈にする行程で出来た形に意味があるといったところでしょうか。お隣で食べた食事もおいしかったです。
鳥取県立博物館の前、鳥取城跡にある明治の建築「仁風閣」鳥取県立博物館は、美術館としても機能しています。岡山から鳥取までは国道53号線を使います。津山から鳥取への道すがら、奈義町現代美術館もありますね。
言わずと知れた姫路城。姫路城のすぐわきに、姫路市美術館があります。
煉瓦作り、水平に伸びるその姿。橋本関雪展を見に行きました。
昨年行われた華鴒大塚美術館での「花鳥画を考える」シンポジウム、御縁の出来た廣田学芸員がいらっしゃる神戸市立小磯記念美術館がポートアイランドにあります。内部には小磯さんのアトリエが再現されています。
私自身の展覧会の関係で訪れた富山、是非訪問したいと思っていた富山県水墨美術館。(なんと、姫路市立美術館で見た)橋本関雪展が7月26日まで開かれています。
現在話題の映画、「剣岳 点の記」富山を訪れたのは、ご当地とあっての先行ロードショーの日でもありました。到着した時の車中から少しだけ見えました。その後訪れた水墨美術館、正面、桜並木のある堤の上から市街地越しに眺めた立山の姿です。(霞んでしまい、このあと見る事は、結局出来ませんでした。)
岡山県立美術館では建仁寺展が始まりました。後楽園では蓮が満開。笠岡市立竹喬美術館、近くにある華鴒大塚美術館、井原の田中美術館、山並みを抜けるコースをとれば、途中、成羽美術館もあります。北に向かえば、新見美術館。もちろん倉敷には大原美術館がありますね。夏の一日、美術館に足を運んでみませんか?
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今日は、今年になって訪問した美術館の紹介などしたいと思います。夏休みの一日、旅行、帰省のおりにふらりと覗いてみてはいかがでしょうか。