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8/13//2009  レポート

日本画実習法 第四編 彩色法 一、淡彩法

■ 川合玉堂の著した「日本画實習法」はたして「日本画」の何が変わって、何が変わっていないのか。気になる部分を備忘録がてら感想など。その8


一、淡彩法

<彩色法の一般>
彩色法には淡彩法と極彩法がある。
線描をした絵に水絵具で彩色するのを淡彩法といい、極彩色を練習する下稽古でもある。
日本画では極彩色より淡彩が多い。

<淡彩描法>
淡彩で着彩するときは濃厚な絵具を使わないようにし、岩絵具はもちろん、水絵具であっても薄めて使う。
計画性が重要で、墨色の配合など、途中で、濃すぎたり、薄すぎたりして調子を損ない、全体を濃く塗り直す必要が出るようでは淡彩画として価値のないものだ。
淡彩は本来あっさりとしたものが尊重され、色彩が濃いとかへって下品で見劣りがする。

<鯉の描き方>
※具体的な鯉の描法紹介。
線描より隈取りの効果的な使い方、意味を紹介。生き物、水の中といった表現の勘所を用いる技術を通して紹介。また水の表現の地塗りについて。
<(鯉の)彩色方法>
※鯉の彩色作業を具体的に紹介すると同時に生き物としての人物画の難しさ、注意すべき点を紹介。用いる線の事、使う筆について、着物を描く場合の下塗り、模様の処理など、また顔の描法などを、絵具名、塗り方、筆使いなどを具体例を上げて紹介。


※ここまでで54ページ。彩色を濃くしすぎないようにするために
必要な計画性についてを具体的に紹介。次回は附立法について。