石の風車
石と言えば重く不動のもの、風車と言えばもちろん風に動く存在、「石の風車」というちょっと意表をつかれるネーミングが気になっていた事もあって、夏をテーマにした取材、風を求めて高梁市有漢町を訪問することにしました。この「吉備悠久」の取材では、道中での出会いも重要ということで、通常移動は一般道を利用する事が多いのですが、今回は出発前の位置確認で目的地が高速道路の有漢インターチェンジのすぐ側であることがわかり、高速道路を利用しての訪問としました。ちなみに現在(平成22年8月)は、ここ吉備高原都市からのもより賀陽インターから有漢インターまでということで、高速道路無料化実験区間内だけで行ける場所でもあります。
到着時、夏とはいえ空は厚い雲で覆われており、時折雨も降る天候、山から次々に沸き立つ霧が印象的でした。霧、雲を背景としてすくっと立つ石の隊列。「風雲去来」メインの絵はこれで行こうと即座に決りました。記事掲載告知用として使う新聞第一面に使うカットは、「石の風車」の紹介として左カットを描きました。
巨大なスッポン!の展示が印象的だった「風と化石の館」この姿形から、この地域の古いお城を再現したのでは?と思い訪れると、展望台をかねた博物館といった存在でした。なんと現在山間に位置するこの地が太古には海の中だったとは、、、、、。
帰り道に訪れた、もとは学校だっただろう「有漢社会教育センター」。何時しか夏らしい強い日差しとなり、木々の影が道に揺れます。学生時代の記憶も呼び起こす夏の一日。帰りは、広域農道を使って一路吉備高原都市へ、なんと高速道路を使うのとたいして変わらず、もしかしたら早いかも?という時間での帰宅となりました。山陽新聞「吉備悠久」文章担当の紀田順一郎さんの記事、「風を起こす里(高梁市有漢町)」ぜひご覧ください。http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2010/081001/index.html
Copyright (C) Moriyama Tomoki All Rights Reserved. このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。