半田山植物園
朝、まだ春の面影を残す吉備高原を出発。吉備新線(県道72号線)を南下します。途中岡山空港やリサーチパークを横目で見、53号線へ合流、道中、車窓から見える山々の変化を楽しみました。岡山大学、法界院を抜けて目的地半田山植物園駐車場へ、藤棚が目に留まりました。車を降りて側まで行くと蜂の羽音が気になりますが、甘い香りと淡い葉の色、そして紫と白のグラデーション、ここもカットにと、先ずはチェックです。一通り散策して、岡山市街地を見渡せる頂上近くからの眺めもありましたが、中腹にあった広場で見かけた中心に白い搭を持つ印象的な円形の構造物が気になりました。地下にある水道施設の地上構造物だとか。今まで何度かここを訪問した事がありましたが、いつもお目当ての植物取材が目的で、この植物園自体については、じっくりと観察した事がありませんでした。木漏れ日が作り出す不安定な光、まぶしい遠景の新緑。レンガの複雑な色合い、印象的なこの形、今回のメインの絵はこの「搭」にする事にしたのです。
園内で見かけたレトロな構築物です。れんが造り、凝った装飾も良い味を感じさせてくれました。自然の緑にレンガの赤系統の色合いはなんとも絶妙な組み合わせです。
温室で見たハイビスカス。大きな温室があり、中ではサボテン等の熱帯性植物も見る事が出来ます。園内では、季節事、主要な植物の開花を見る事が出来ます。もちろん桜の季節は花見も盛ん。近所の大学生のグループも徘徊するとか。
記事の最初で紹介した植物園駐車場から見たエントランスです。藤棚、アカメの木が見えます。園内に入ってすぐ左側には牡丹園があります。大きな株、珍しい種類を見る事が出来ます。続いて湿生植物、メタセコイアの樹など坂道にそって登ります。頂上についたら反対側に下山、大きく山を一周するコースでは、このあと、椿園、温室、バラが階段状に植えられた脇を通って出口です。web吉備悠久 紀田順一郎さんの「 半田山植物園(岡山市)」は、以下リンクよりどうぞ。http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2011/060101/index.html
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取材当日はまさに五月晴れ。穏やかな気温、青空から降り注ぐ光、好天に恵まれました。