武蔵の里 岡山県美作市宮本
「武蔵の里」を訪問したのは、大河ドラマ放送開始人気によって便乗?地域興しフィーバーまっただ中といった様子の一日でした。次々に観光バスが訪れ、人の群れを吐き出します。土産物屋、食事場所、温泉、、、、何処も満員御礼。通常ならば人混みを敬遠するのが紀田先生と私の取材スタイルですが、今回ばかりは全国的に知名度の上がる旬の地域をと、あえてこの地を選んだのです。メインの絵は讃甘神社を横から見たところ。人混みの喧騒とは全く違った時間の流れる場所、雪の情景としました。
武蔵の里五輪坊では資料館に立ち寄りました。絵も描いた武蔵。緊張感のある線、筆の軌跡。
人の流れから少し離れれば、そこは変わらぬ山里。しんしんと冷えた空気、吐く息の白さ。山深く向かう小路か、かたわらの樹の大きさ、水路の流れ、音。畑の大根の葉、枝に残った柿の実。温泉など、巨大な施設も近くに造られていました。あれから10年が過ぎようとしている現在、はたして彼の地はどのような姿になっているのでしょうか。
ここで紹介している画像は、作家・紀田順一郎さんとの共著『吉備悠久』(山陽新聞社刊、2006)に収録されたものです。紀田順一郎さんの「 武蔵の里 (岡山県美作市宮本)」は、以下リンクよりどうぞ。http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2012/112903/index.html
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