岡山の膠(膠製作実験その3)
2煎目の原料を使ったシート状の膠と、厚くシート上にしたものを棒状にカットした膠。どちらも乾燥中です。このままうまく乾燥してくれると、イメージに近いものになるかもわかりません。注意するべきポイントが見えてきました。(川上さん、感謝です^^)
昔、墨を作るのに使われたと聞く京上ニカワ(画面奥の幅の広いもの)手前は、サンプルBとして制作しているニカワです。色合い、雰囲気?が似ているように感じます。(使ってみなければ、実際にはわかりませんが、、、)
奥側は、三千本膠手前のシート状のものは猪より抽出したニカワによって作ったものサンプルA'色合いなど、よく似たイメージのモノとなっています。
原料の皮について、煮る前にどのように下準備するか?毛の処理方法、脂肪など残存肉の処理など。予め乾燥させておくのもひとつの方法ですね。現在の気温、乾燥具合だと、鍋から抽出液をバットに移したら1時間程度で(まだ柔らかいですが)シート状になります。心配された匂いについては、サンプルAはほとんど気になりません。一方、Bは鼻を近づければそれなりに臭うといった感じです。一応、腐敗防止用の薬剤も用意しましたが、使用せずに乾燥状態が進んでいます。イベントにいらっしゃった方々(いらっしゃる日、時間帯にかかわらず)になるべく多くの制作段階が観察できるよう、鋭意工夫中です。質問、見学の申し込みなどは、森山 m.tomoki@gmail.com まで。
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第一弾の実験では乾燥の過程で腐敗し、失敗しました。
行程・作業を見直した第二弾の様子を紹介します。