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12/24//2012  材料技法

岡山の膠(膠製作実験その3)

■ 膠製作実験、進行状況報告
第一弾の実験では乾燥の過程で腐敗し、失敗しました。

行程・作業を見直した第二弾の様子を紹介します。
 
乾燥過程の<岡山の膠(仮称)>
>> 乾燥過程の<岡山の膠(仮称)> (47.19KB)

2煎目の原料を使ったシート状の膠と、厚くシート上にしたものを棒状にカットした膠。
どちらも乾燥中です。

このままうまく乾燥してくれると、イメージに近いものになるかもわかりません。

注意するべきポイントが見えてきました。(川上さん、感謝です^^)

 
京上膠サンプルと、ニカワ製作実験B
>> 京上膠サンプルと、ニカワ製作実験B (20.95KB)

昔、墨を作るのに使われたと聞く京上ニカワ(画面奥の幅の広いもの)

手前は、サンプルBとして制作しているニカワです。

色合い、雰囲気?が似ているように感じます。(使ってみなければ、実際にはわかりませんが、、、)

 
ニカワ2煎目原料より
>> ニカワ2煎目原料より (14.6KB)

奥側は、三千本膠
手前のシート状のものは猪より抽出したニカワによって作ったものサンプルA'

色合いなど、よく似たイメージのモノとなっています。

 

原料の皮について、煮る前にどのように下準備するか?
毛の処理方法、脂肪など残存肉の処理など。

予め乾燥させておくのもひとつの方法ですね。

現在の気温、乾燥具合だと、鍋から抽出液をバットに移したら1時間程度で(まだ柔らかいですが)シート状になります。
心配された匂いについては、サンプルAはほとんど気になりません。一方、Bは鼻を近づければそれなりに臭うといった感じです。

一応、腐敗防止用の薬剤も用意しましたが、使用せずに乾燥状態が進んでいます。

イベントにいらっしゃった方々(いらっしゃる日、時間帯にかかわらず)になるべく多くの制作段階が観察できるよう、鋭意工夫中です。

質問、見学の申し込みなどは、森山 m.tomoki@gmail.com まで。