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2/2//2014  材料技法

2014膠作りワークショップ開催情報

■ 昨年2月に開催した「岡山の膠・墨・和紙漉き体験ワークショップ」。大変多くの方々に興味を持っていただき、また参加していただくことができました。本当にありがとうございました。
 今年度も開催をと望む声があり、現在日程等、開催に向けて関係者間の調整をしています。今のところ開催候補日としては、昨年と同様2日間開催とするなら、3月15日(土)、16日(日)では?という案が上がっているところです。

 現在の関連情報など(近日中に実施日・内容を決定、予定をアップしたいと思っています:今しばらくお待ちください)

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膠制作でお世話になっている川上さんが持っているのは、今年の実験ではメイン素材となる「ヌートリア」の皮です。ここ岡山で昨年度の猪同様、駆除対象とされている動物です。

毎年、かなりの数がここ吉備高原、吉備中央町でも捕獲されているのだそうです。

昨年の猪膠作りで問題だったこと、また猪膠自体の特性についてなどそれぞれを考慮して、新たな素材探しとしての選定です。
 

 
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剥ぎとった皮を川の水に漬け込むことでバクテリアの利用により毛を処理する手法がうまくいきました。

 
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簡易な乾燥の様子です。

 
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保存性の良い形態となるように皮を乾燥処理しています。

 
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乾燥が終了した状態です。以前見た原料としての鹿皮に似た状態、透明感をもった姿となっています。

 
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実験は進行中!。1煎目抽出した膠液をゼラチン状にし、乾燥させている様子です。
透明感、また煮ている時の様子、明らかに猪膠とは異なっています。

油脂分が少ないのです。
墨運堂さん協力による猪膠による墨作成で松井会長の指摘にあった「分散率」が今ひとつという感想。猪膠の持つ「油脂分の多さ」が問題だったのだろうと推測しています。

鹿皮が膠原料として使われてきた理由、原材料としての皮処理のしやすさ、また脂肪分の少なさもあったと思います。今回の「ヌートリア」!、なかなかよい雰囲気!とは川上さん談です^^。

膠作り、皮の処理がこんなに簡単に進むとなると、今回は時間が余ってしまうかも分かりません。せっかく遠い山にまで来ていただくのだったら・・・・・出来た膠を使ってみるのはもちろんのこと、昨年度の猪膠で墨運堂さんが作ってくださった墨を使った水墨画体験とか・・・今年も猪の皮も確保できているのだから両方行って違いを確かめるとか・・・もし鹿の皮が用意できれば(お願いしてはいるのですが・・・)それもとか・・・・現在、いろいろと考えているところです。

というわけで?計画中という告知でした。なにかありましたら・・メールなどください。
なるべく対応したいとは思っております・・・・。

 
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皮処理も工夫!原材料をストックすることが可能です。