神庭の滝 真庭市
かつて神庭の滝を訪れたのは、いつのことだったか。取材のおり、出迎えてくれた猿の群れの姿に、子供の頃の記憶、昔を思い出しました。 流れの傍らをどんどん上流に向かって歩くと、両側から茂った緑の間に白い筋が見え始めました。緑とこの水の落下する白い流れ、悩むこと無く、メインの絵はこの光景に決まりです。 夏盛の掲載、涼し気な緑、水の表現。そんなことを考えながら描いたことを思い出します。
毛づくろいをする猿の親子。点景にとカット絵としました。 新聞掲載のおり、「滝」「タキ」の語源について紀田先生が触れられていたことを思い出します。(web吉備悠久・紀田先生の記事に掲載されています)<おそれ>の対象でもあったのです。 荒れ狂う水の力、河川の氾濫。人の暮らし、宗教の広がりがそうした天変地異、災害と密接に結びついていた昔。
勝山の町並み、オリジナル暖簾を染め上げて街を飾っていました。古い酒蔵の前、急に降りだした雨もあって、最後のカットは通り過ぎるイメージとしました。
※ここで紹介している画像は、作家・紀田順一郎さんとの共著『吉備悠久』(山陽新聞社刊、2006)に収録されたものです。以下URLは、紀田順一郎さんの「 神庭の滝(岡山県真庭市)」記事への直リンクです。 是非御覧ください。(URLをクリックすると、紀田順一郎さんのサイト記事が表示されます)http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2014/072701/index.html
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