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5/2//2016  材料技法

水の記憶ー奈義町現代美術館 個展

■  岡山県の奈義町現代美術館で個展開催中です。制作に使用している絹素材も様々、また紙素材も。同じ墨を使っていても色が異なって見えたり、紙の性質の違いで痕跡として残される時間の現れ方が変わります。同時に薄い紙、もしくは絹を使用しているからこそ、裏彩色ではなく、裏打ちの紙を工夫することで深みを出すことも可能です。会期:2016年4月29日(金・祝日)〜7月10日(日) 開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は4時半まで)月曜日・祝日の翌日休館(4月30日開館・5月6日休館)

  ※ 5月2日(月曜日)は、カレンダー通り休館です。
 
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岡山在住、太田三郎さんがデザインしてくださった展覧会告知用チラシの表面。裏には水の記憶他、いろいろな画像の紹介がありますが、メインのビジュアルは2011年作「海中図」六曲一隻屏風の部分でした。

この屏風は当初絹地に全面銀が貼られた銀屏風として私の手元に来ました。大正頃作られた様子とのことで、すでに作られてからかなりの年数が過ぎていたのです。絹地に貼られた銀箔、紙に貼られたものとは違う、また現在の銀箔とも違う柔らかい反射で、この味には何が合うか?なんてことも考えて制作しました。もっとも今回この銀箔を新たに現代のものを貼ってリニューアルしての公開です。


今展のタイトル「水の記憶」は、題材としてのそれであり、また使用している材料との関係、技法まで含めてのことなのです。

 
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岡山県の県北、兵庫寄りにある奈義町現代美術館、Nagi MOCA

展示されるアートと建築が設計時から一体となって計画された新しいコンセプトの美術館です(今年、開館から22年目となります)。

 
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奈義という自然豊かなロケーションもさることながら、美術館の中、アートの中にもにも自然を取り込み一体とする工夫がみられます。







 
個展会場は、入って左側奥にあるギャラリースペースです。
(右側はカフェ、そして常設展示スペースです)

 
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7月10日まで

 
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カフェ奥のガラスケース内にも習作他、遊びの展示があります。

※5月2日(月曜日)は休館です。