切箔と竹刀 その2
原材料の竹の確保は、再びご近所で自然のことなどいろいろとお教え、また助けて戴いている川上一郎さんにお願いしました。思えば、以前行った猪膠作りワークショプのおり、遠い東京からわざわざ参加してくださった方々の中にその筋の専門家がおられ、岡山の川沿いに豊富に自生する「篠竹」に目をつけられたことに端を発する試みでした。
そのおりの実験、制作の様子は以下リンク(当サイト内コンテンツ)を御覧ください。切箔と竹刀 その1 7/26//2014 材料技法http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2014/072601/index.html
今回は前回最後の予告通り、釜茹法による油抜きを行うことにしました。まずは鍋に入るよう、適当な長さに切り分け準備しました。※本当は、竹の成長が止まる冬に原料確保を行いたいところですが、今回は「今」実験したいということから水分(油分)の含みの多い原材料となっています。
煮るために寸胴鍋を用意しました。竹全体が浸かるように水を入れ、温度を上げます。※迫田先生による作業です
油が溶け出やすくするために重曹を加えアルカリ性の溶液とします。※迫田先生による作業です
使用する量は、大さじ3杯程度(インターネットの情報から決定)
しばらく煮込むと竹の油が出て水が濁りました。※迫田先生による作業です
水から取り出し、表面に残る油をたわしで擦り取りました。※迫田先生による作業です。
陰干しで乾燥させました。※迫田先生による作業です天日干しにすると、この緑色が抜け、よく知った淡い黄色になるのかもわかりません。
この後は 実験その1と同じ、割って刃をつけることになります。このあたりは、実験 その1を参照ください。http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2014/072601/index.html※参考 箔の焼き合わせ・切箔 7/1//2014 材料技法http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2014/070101/index.htmlさて、実際の使い心地、実験結果は、後日アップする予定です。
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