「幽玄なる世界」 ワークショップ
開催場所は、竹喬美術館視聴覚室。これが私の今年最後のワークショップです。参加者の中には、いろいろな場所、美術館で何度もお目にかかった方もいらっしゃいました。熱心な参加を本当にありがとうございました。
お題の「日本画の近代と現代の違いを体験」とは、なんとも難しい。どのように体験していただくか考える内、太陽とか月を表現するときの素材の違い、手法を手がかりにと思い至りました。各自、4枚の葉書を仕上げます。墨と胡粉を使った富士。墨、朱、金箔、銀箔を使った表現。用紙は、画仙紙、鳥の子2種(下塗りしたもの・してないもの)、金紙。
いかに綺麗な円形を描き出すか?下塗りと上塗りの関係性。箔を切って使う、砂子を巻くなども行いました。ドーサを引いていない紙のため、シャープな形にするのは難しかたのですが、いろいろな工夫を加えることで、それなりに仕上がりました。乾燥の時間確保が難しく、閉館間際まで制作される方もおられました。楽しんでいただけていれば幸いです。お疲れ様でした。
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