虎のミステリー
体の模様、虎と豹が混じっているようにも見えます。もっとも豹が虎の雌と考えられていた事もあったとか。それよりも中央部のつながりがなんだか変です。中断上部に見える横線は擦れた跡。胡粉も後から手を入れた部分もありそうです。左右の端を注意深く見ていくとなんだか襖の引手の穴を塞いだところもあるようです。
もともとは、襖として描かれたもので、何らかの経緯があって、状態の良いそのうちの二枚を繋がるように再構成して2曲屏風として作り、補彩を施したのではないか?。もちろん、虎は当初何頭も描かれていた襖、4枚以上あったかもしれません。
なかなかの描きぶりです。さて、真相はどうなのか?
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