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4/2//2020  材料技法

鏡の松制作 その7

■ 切戸口壁面 竹の完成 (線描き、上塗り・仕上げ、金砂子)

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竹の節に胡粉使って白い部分を描きこみました。同時に節間にはもう一段階荒い岩絵の具を焼いて上塗りを加えています。

竹の葉他、線描を加えました。
また竹の葉にも、もう一弾荒い岩絵の具を重ねています。

逆光で金砂子がわかるように撮影しています。
ちなみに金砂子は、6工程重ねて蒔いています。

また自然光での撮影ですので、今までで一番本来の色に近く画像が上がっているように思います。

 
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ホワイトバランスを取って撮影しました。実物の色合いはこのような見え方です。

ちなみに松葉緑青の色相です。
一部、若葉を加えています。


節間、また葉の輪郭となる墨の線ですが、描き起こしたところもあれば調子を見て当初のものが残った状態の部分もあります。


細部の描き込み、仕上げを行いました。
絵を再度立て掛けて全体の遠目確認を行い調子の外れている部分などを修正しました。

これで完成とします。




※ストロボによる撮影
左下に10分の1下図

 
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鏡の松 木材

 
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制作開始。