鏡の松制作 その15
樹皮全体を描き込みました。松葉の部分についてはまだ上塗り(粒子のある絵の具を重ねる作業の途中)を継続中です。樹皮の質感はそれなりに出たのですが、表現が説明的すぎる気もしてきました。また少し明度も暗く感じてきたので、一度樹皮の部分に明るい色を入れることにしました。絵の具の積層から言えばセオリーから反しますが、この作業によってある意味で深み、厚みの表現につながると予想しています。
苔の表現である緑青のたらし込みも加えています。幹、枝の部分はここで一度止め、続いて松葉の表現をすすめることにします。松葉の量感、重なりを説明的にならず、かといって装飾的になりすぎないように進める予定です。※本日、京都よりの来客がありました。 ワクワクするお話ができ、またひとつ楽しみな動きが始まりそうです。
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