倉敷四方屏風展について
・児島の旧野ア家住宅、玉島の西爽亭(旧柚木家)、倉敷国際ホテル、新渓園、歴史ある建築物です。長い年月、地域に変わらぬ姿で存在し、今と昔、人の暮らしの風景をつないでいます。・屏風という古くからある形、空間を彩る存在として建物と絵をつないでくれます。・学生が今を生きる感性で描き出すアート、人が作り出すワクワクする気持ちを屏風に描く絵によってつなぎます。屏風作りでは、和紙やそれを使う日本の文化、知恵についても直接触れ、一人の人間の人生より長い時間の存在を実体験をもって知ります。また、日本画という言葉を手がかりに、古くから使われてきた画材やその使用方法、技法を学び描くことも同様です。古い建築物が持つ空間、時を経過した柱や壁、蓄積した時間の存在と自分たちが作り出した新しい屏風の出会いがもたらすもの、経験がきっと何かをまた生み出してくれると信じています。屏風の制作のみならず、展示開催してくださるそれぞれの施設の方々、企画運営に関わってくださっている方々、写真撮影、広報デザインの方々など、準備、搬入を通じて、すでにいろいろなふれあいの記憶が生まれています。加えて展覧会が始まってからの様々な方々とのふれあいも。文化や伝統、地域との関係、今回の倉敷四方屏風展が実り多いものになってくれればと思います。
新渓園 の展示の様子。大作2点を含む全13点が展示されています。
倉敷国際ホテル
西爽亭
8月16日に旧野ア家住宅で行われたギャラリートークの様子
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