倉敷芸術科学大学 後楽園屏風展
岡山城主・池田綱政公の喜寿の祝の席で飾られた屏風配置。記録をもとに倉敷芸術科学大学で制作された新作屏風が展示されました。(岡山県郷土文化財団様の研究によります)綱政公から見て左手は屏風各種、右手には後楽園の庭園が目に入ります。左手は花鳥風月、バーチャルな世界、右手は現実世界、鴨居の高さで広がる大パノラマです。こんな視界を楽しんだのではないか?、屏風の大きさの意味、機能といったものを実感する事ができました。
後楽園・庭園より鶴鳴館屏風展示を眺めた画像です。畳の上、座布団に乗った三角形は、喜寿の祝の席次、そのおりの着席各人物名が示されています。
当初予定は、倉敷管弦楽団 庭園コンサート秋の夜長に楽しむ弦楽合奏によるクラシックコンサート。。◆会場/延養亭前芝生(雨天時は鶴鳴館)◆開催日/11月23日(水曜日・祝日)◆時間/16:00〜16:45、18:00〜18:45◆鑑賞料/無料23日は生憎の雨、夕方には止んだのですが、会場設置の都合もあり、コンサートは鶴鳴館内で行われました。
別日の撮影です。雨がなければ、幻想庭園のライトアップと共に楽しめたのですが・・・。倉敷芸術科学大学日本画研究室としては、多様な屏風の機能、展示のあり方を実証(楽団の背景として、音響反射板としての屏風)する計画でもありました。先に行った倉敷四方屏風展、倉敷屏風祭に続く、地域屏風展示イベントでした。後に記録集も作成しています。★好評であったことから、本年2023年も11月22日、23日、24日の3日間の展示が予定されています。コンサートはハープを用いた室内楽コンサート(23日・鶴鳴館内)を予定しています。
参考・後楽園屏風展記録集 他
Copyright (C) Moriyama Tomoki All Rights Reserved. このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。