内田百間 生家跡 （岡山市古京町）
紀田順一郎さんとまず訪れたのは内田百閒の生家跡でした。すでに当時の家屋は無く、迎えてくれたのは花崗岩の上のブロンズで作られた牛です。なんとも味のある姿。風情です。いつものように付近の町並みを取材したあと、さて私の心に浮かんだのは、この牛の姿でした。主役をこの牛とすることは割と早い段階で決まりました。 何かを想うその姿。題して「記憶」です。
次にカットの一枚として選んだのは、いかにも時間を経てきたと思われる姿の倉、石垣の上に見られた一隅でした。聞けば土蔵のある家に育ったという内田百閒、当時この一帯はこのような立派な倉の並ぶ地域だったのでしょう。
もう一枚は、京橋の付近、知る人ぞ知る銘菓「大手饅頭」の店舗あたり。クラシックなデザインの路面電車を配しました。この軌道、モダンなmomoというLRTも走ってはいるのですが、この辺りに似合う姿として黄色のそれを選びました。黒色の同じデザインの車両も見たことがあります。※２００８年までkibicityで運営していたサイトでも、この山陽新聞連載「吉備悠久」に関連する紹介を行っていました。この度、文章を担当してくださっている紀田順一郎さんのサイトがリニューアルオープンすると同時に再び連動して吉備悠久Web連載を始めることになりました。是非、紀田順一郎さんの新サイトもご訪問ください。「紀田順一郎のホームページ」書斎の四季です。トップの画像はここ岡山での取材時に撮影されたものだそうです。http://plus.harenet.ne.jp/~kida/index.html内田百閒生家跡 （岡山市古京町）紀田順一郎さんの記事は以下よりどうぞhttp://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2010/010205/index.html
※朝刊紙面一ページを全て使った連載です。これまで二ヶ月に一度、隔月掲載を行っていましたが、現在不定期の連載となっています。
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