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4/8//2010  ○Web吉備悠久

八塔寺ふるさと村

■ 平成20年3月26日(水曜日)山陽新聞掲載の吉備悠久は、備前市吉永町に「八塔寺ふるさと村」を訪ねる企画でした。
 
「道」八塔寺で見た郵便局
>> 「道」八塔寺で見た郵便局 (52.88KB)

東京から新幹線に乗り岡山を目指すと、大阪を過ぎて急にトンネルがいくつも続き、携帯の電波も途絶えがちになるのがこの辺り。
山陽新幹線が山並みを縫う様に作られていることによるものです。

瀬戸内海を眼前に、それほど標高はないものの、切り立つ様に海沿いに小山が林立する地形。兵庫県赤穂市を過ぎると、岡山県の最東部、備前市に入ります。

明るいうちに岡山に入れば、車窓からレンガ作りの煙突が緑の山中に見て取る事も出来るでしょう。

備前焼で有名な地域はどちらかというと海のそば、少し北に進み山陽自動車道と山陽新幹線に挟まれた当たりにはあの有名な「閑谷学校」があります。余談ですが、ここから少し西に進めば和気清麻呂、藤の花で有名な和気神社(赤磐市和気町)があります。

ここからもう少し北に向かうと岡山藩池田家の墓所、和意谷があり、続いてかってはF1レースも開かれた「岡山国際サーキット」と並ぶあたりに八塔寺郷土自然保護地域、「八塔寺ふるさと村」があります。

そう!ここはあの有名な備前焼の産地、備前市の最北部に位置する場所なのです。

今回メインの画題として選んだのは、レトロな郵便局の姿でした。山深い場所、外界と隔絶されたかに見えるこの地形に、今日では外国からの旅行者を迎える国際交流ヴィラが作られ、また当時は多くの寺が作られ人が集まりました。この地域一帯の入り口、多くの人々をつなぎ、招き入れる象徴、門のようにこの郵便局が見えたのです。
 

 
落ちた椿の花。敷き詰めた赤が印象的だった寺の門
>> 落ちた椿の花。敷き詰めた赤が印象的だった寺の門 (65.87KB)

新聞第1面にも、当日この連載が内部に掲載されているという告知の意味もあって、関連するカットを一枚紹介しています。

今回は取材時に敷き詰められたように赤い椿の花が地面に並んだ光景が印象的だった寺の門を選びました。門の外には新緑を迎えつつあるのどかな風景が広がっています。

※紀田順一郎さんの紹介ページにはその椿の大木の写真が使われています。
 

 
消防ポンプ
>> 消防ポンプ (61.7KB)

純粋にレトロな姿にひかれました。
寺や、土壁、自然豊かな風景とマッチした姿と感じたのです。

 
登る階段
>> 登る階段 (57.85KB)

山中の狭い地域にいくつもの寺。
信仰あつい地域。

濃くなり始めた緑を背景にして。

 

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紀田順一郎さんのホームページは以下よりどうぞ。
http://plus.harenet.ne.jp/~kida/

「八塔寺ふるさと村」紀田順一郎さんの記事は以下よりどうぞ
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